生島企画室

株式会社生島企画室とは

株式会社生島企画室（いくしまきかくしつ、英: IKUSHIMA PLANNING INC.）は、TBSの名アナウンサーである生島ヒロシ（本名：生島博）によって1989年4月1日に設立された芸能プロダクションです。設立の翌日に実の弟である生島隆と共に設立されたこの会社は、2021年4月時点で100名以上のフリーアナウンサーやタレントが所属しています。

設立背景

生島ヒロシはこの事業を立ち上げるにあたり、「自分のやりたいことを一人で自由に行いたい」という強い意志を持っていました。また、1980年代の後半にTBSからの独立を模索する中で、フジテレビ系のプロダクション関係者との出会いが大きな影響を与えたと語っています。現在は生島ヒロシが会長、次弟の生島隆が代表取締役社長という体制ですが、隆は2020年10月から相談役に就任し、社長職は副社長だった飯尾友康に引き継がれました。

このプロダクションには、スポーツライターとして活躍する末弟の生島淳や、ヒロシの子どもである生島勇輝や生島翔も所属し、家族全体の関わりが強い組織となっています。

TBSラジオとの深い関係

会社設立以降、生島企画室はTBSラジオとの関係が非常に強固です。生島ヒロシ自身が会長職を務める傍ら、ラジオパーソナリティとしても精力的に活動し、1998年4月からは『生島ヒロシのおはよう一直線』など、複数の冠番組のホストをつとめました。他の所属タレントも、ヒロシの休暇中に代わりに番組パーソナリティを務めるなど、多岐にわたる活動を行っています。

さらに、彼の事務所はラジオCMを主な扱いとした広告代理業も営んでおり、かつてはTBSラジオにおいて代理店収入が電通や博報堂に次ぐ第三位に位置付けられていました。この取り組みは、先輩アナウンサーの大沢悠里からのアドバイスを基に始まりました。

番組制作事業への参入

設立当初から社名に「企画室」を掲げたことには、生島ヒロシが将来的な番組制作に対する意欲を示しています。これを受けて、生島企画室は2021年10月からテレビ番組の制作事業にも着手し、BSテレ東との共同プロジェクトとして『守るをつくる』という5分間の情報ドキュメンタリー番組を制作しています。

所属タレント

2024年4月時点での生島企画室には、アナウンサーやタレント・モデル、女優・俳優、そしてアスリートなど、幅広いジャンルのタレントが多く所属しています。特に注目されるのは江幡兄弟で、江幡睦と江幡塁が揃って在籍している点です。また、文化人や医療関係の専門家も所属しており、さまざまな分野での影響力を持っています。

過去の所属タレント

生島企画室は、これまでにも数多くのタレントや俳優と業務提携を行ってきました。多様なキャリアを持つ人々と関わることで、より一層の成長を目指していることが伺えます。外部リンクとして、公式サイトやYouTubeチャンネルも運営しており、さらなる発信を行っています。

このように、生島企画室は今後も日本のエンターテインメントシーンで重要な役割を果たすことが期待されています。

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