産報クラシックゴルフトーナメント

産報クラシックゴルフトーナメントの歴史

産報クラシックゴルフトーナメントは、日本のゴルフ史において特別な位置を占める大会であり、1972年から1978年まで千葉県のアサヒカントリークラブで開催されました。この期間中に数々の名選手が集まり、数多くのドラマが展開されました。

開催初期と安田春雄の優勝

本大会の第1回目は1972年に行われ、安田春雄が島田幸作を抑えて見事に優勝を飾りました。その後、1973年からは日本プロゴルフ協会の公認競技となり、より多くの選手が参加するようになります。安田選手はこの産報クラシックのほかにも、同年に開催された静岡オープンや1974年の東京チャリティークラシックでも優勝し、初めての大会で強い選手と称されました。

劇的な優勝の連続

1973年には鷹巣南雄が、豪華な顔ぶれを相手に初優勝を果たし、注目を集めました。彼は世界的な選手であるグラハム・マーシュや河野高明などを抑えての勝利でした。次の年、1974年には青木功が、尾崎将司を2位に抑えて圧倒的な強さを見せ、通算12アンダーで勝ち取ったのも記憶に新しいです。

1975年の大会では、競技が進む中でリーダーが変動し、最終的にはオーストラリアのビル・ダンクがロン・ヒンクルを抑えて優勝しました。この年のトーナメントは競争が非常に激しく、見応えのある内容だったといえます。1976年には、尾崎将司が呂良煥に逆転勝ちし、彼にとってその年の4つ目の優勝となりました。

1977年の大会では、横島由一が2日目に驚くべき記録、1ホールで16打を叩くという大叩き記録を作りました。しかし、内田繁がその大会で優勝し、彼にとっては20年目の出場で初めてのツアー優勝となり、記念すべき一勝となりました。

最終年の1978年には、上原宏一が危なげなく通算14アンダーで優勝を果たし、彼もまた恩師である杉本英世からの祝福を受けることができました。上原の優勝も大会の締めくくりにふさわしいものでした。

主な優勝者リスト

• - 1972年 - 安田春雄
• - 1973年 - 鷹巣南雄
• - 1974年 - 青木功
• - 1975年 - ビル・ダンク（オーストラリア）
• - 1976年 - 尾崎将司
• - 1977年 - 内田繁
• - 1978年 - 上原宏一

このように、産報クラシックゴルフトーナメントは、数々の名勝負と新たな才能を輩出した大会として、今も多くのゴルフファンに記憶されています。

もう一度検索