田上インターチェンジ

田上インターチェンジの詳細情報

概要

田上インターチェンジ（たがみインターチェンジ）は、鹿児島県鹿児島市田上七丁目に位置する鹿児島東西幹線道路のインターチェンジです。このインターチェンジは、隣接する鹿児島インターチェンジと連携し、南九州西回り自動車道へは直接接続できる構造となっています。とはいえ、田上ICから鹿児島市街方面に向かう鹿児島東西幹線道路の下り線は未だ開通しておらず、現在進行中の事業によって早期開通が期待されています。その間の代替道路としては、国道3号鹿児島バイパスが利用されています。

歴史

田上インターチェンジの歴史は1988年にさかのぼります。この年、武岡トンネルの開通に伴い、国道3号鹿児島バイパスに田上ランプが設けられ、市街方面への通行が可能となりました。しかし、この時点ではハーフインターにとどまっていました。2010年3月19日には、九州自動車道と指宿スカイラインへ接続するランプが開通し、田上インターチェンジはフルインターへと変わりました。同年9月29日には新武岡トンネルの開通により鹿児島市街方面へのオフランプが改修され、鹿児島県内で初めてとなる右側出口方式に変更されました。

さらに、2010年12月20日には南九州西回り自動車道への接続ランプが供用開始され、これにより全てのランプが使用可能となりました。これ以降、田上ICはますます交通の要所としての役割を果たし続けています。

現在の構造と交通

現在、田上インターチェンジは鹿児島市街及び九州道、指宿スカイライン、南九州道の重要な交差点として機能しています。複雑なランプ形状は訪れるドライバーにとって分かりやすくするため、色舗装が施されています。また、田上インターチェンジからの接続道路には、自動車専用道路である九州自動車道や南九州西回り自動車道、及び鹿児島東西幹線道路の上り線が含まれており、歩行者や軽車両（125cc以下の二輪車を含む）の通行は認められていません。これに対して、国道3号鹿児島バイパスは一般道路であり、歩行者や軽自動車の通行が可能です。

未来の展望

2024年9月4日には、東西トンネルの高架橋設置に伴い、鹿児島市街方面へのオンランプの移転が行われる予定です。これにより、新たな合流点が設けられ、交通の流れが改善されることが期待されています。ただし、この変更により50cc以下の原動機付自転車の通行は禁止されるため、利用者は注意が必要です。

まとめ

田上インターチェンジは、鹿児島市にとって非常に重要な交通の要所です。複数の道路が交わるこのインターチェンジは、その歴史とともに進化を遂げてきました。利用者にとっては便利な道路である一方、交通規制などの面での理解も求められています。今後の展開にも注目が集まります。

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