田中省己

田中省己のプロフィールと経歴

田中省己（たなか せいみ）は、1978年3月29日に生まれた日本のドリフトドライバーであり、現在は三重県に住みながら大阪府出身のガソリンスタンドの副店長としても働いています。身長163cm、体重55kg、血液型はRh+B型で、多くのファンから「せーみ」や「田中ナイジェリア」といった愛称で親しまれています。

ドリフトキャリアの始まり

田中のドリフトに対する情熱は、彼が18歳のときに運転免許を取得したことから始まりました。その頃、彼はS13型シルビアを購入し、友人とともに駐車場でサイドターンの練習に励んだことが、その後の峠の走り屋としての道への第一歩です。これが彼のドリフトキャリアの始まりでした。

D1ストリートリーガルでの活躍

2007年には、D1ストリートリーガル（D1SL）に参戦し、本格的な競技に挑むことになります。優勝経験はありませんでしたが、彼は安定したパフォーマンスを披露し、シリーズポイントを着実に獲得しました。最初はS14型シルビアを使用し、後にS13型シルビアをベースにしたワンビアにマシンを変更しました。

初優勝とシリーズチャンピオン

2011年には、鈴鹿ツインサーキットで行われた第4戦において、見事に初優勝を果たしました。その後、最終戦の名阪スポーツランドでも勝利を収め、シリーズチャンピオンに輝くという大きな成果を達成しました。この年の成功は、彼にとってのキャリアのターニングポイントとなります。

D1グランプリとその後

2012年からはD-MAXチームに所属し、D1グランプリ（D1GP）に参戦しました。引き続きワンビアをマシンとして使用し、並行してD1SLにも出場しましたが、2013年にはD1SLから撤退し、D1GPに専念することになりました。この年、彼はマシンをS15型シルビアに変更しました。

2014年以降はD-MAXのサポートを受けずに自らのチーム「SEIMI STYLE DRIFT」を立ち上げ、同じくS15型シルビアでの参戦を続けました。2016年にはフォーミュラ・ドリフト ジャパンにも挑戦しています。

タイヤの変更とシーズンの成果

2019年には、これまで使用していたTOYO TIREの代わりにFIVEX TIREに変更しました。その後、2020年と2021年ではSAILUN TIREを、2022年にはVITOUR TIREを使用したのち、2023年にはSHIBATIRE RACINGに移籍し、新たにシバタイヤを使用することになります。この年、彼はシーズンを通じて競い合い、最終的に自己最高位となるシリーズ4位を達成しました。

ドリフト界の貢献

普段は三重県のガソリンスタンドで働きながら、ドリフトの活動を続けている田中省己。休日の多くはレースに参加したり、ドリフトイベントの企画や審査員としての役割に充てています。また、参戦費用を捻出するために個人スポンサーを募るなど、活動に対して常に努力を惜しみません。

彼は「SEIMI STYLE DRIFTスクール」と称されるドリフト練習会を開催しており、主催者兼講師として参加者にドリフト技術を教えています。更にドリフトイベントではMCや審査員としても活躍しており、業界の後進育成にも力を注いでいます。彼の活動は、多くの若者たちにとっての刺激や指標となっています。

参考リンク

• - 田中省己 Twitter
• - 田中省己 Instagram
• - せーみのみんみん日記。風（仮）

もう一度検索