田中総司 (野球)

田中総司（たなか そうじ）

1977年8月21日生まれ、兵庫県伊丹市出身の元プロ野球選手（投手）。2000年の登録名は「総司」。

プロ入り前

小学校時代は父親が監督を務める野球チームで野球を始める。中学校では、後にプロ野球選手となる鈴衛佑規とバッテリーを組み、全国大会でベスト4に進出した。高校時代には、県大会でベスト8やベスト4に進出するなど活躍を見せた。

立命館大学に進学後も、その才能は開花した。2年秋と3年春のリーグ戦では、1試合で15奪三振を記録する快投を見せた。1年下の山田秋親との2本柱でチームを牽引し、4年春には大学選手権でベスト8に進出した。秋季リーグでは、最優秀選手とベストナインに選ばれ、明治神宮大会にも出場。しかし、初戦で敗退した。関西学生野球連盟では、通算43試合に登板し、15勝8敗、防御率1.11という素晴らしい成績を残した。同期には、後にプロ野球選手となる葛城育郎がいる。

プロ入り後

1999年、ドラフト1位（逆指名）で福岡ダイエーホークスに入団。1年目に開幕一軍入りを果たし、プロ初登板も経験したが、結果を残せずすぐに二軍に降格。オフには肘の手術を受けた。手術の影響で、ストレートの球速が大幅に低下。3年目にはサイドスローへの転向を試みるなど、様々な取り組みを行ったが、結果を残すことができなかった。2003年には、和田毅の入団に伴い、背番号21を剥奪された。2004年は2試合に登板した後、戦力外通告を受け、トライアウトに向けて練習中に肩を痛め、現役引退を決意した。

引退後

引退後は、特定非営利活動法人ホークスジュニアアカデミーでコーチを務めながら、福岡医療専門学校に通い、柔道整復師と鍼灸師の資格を取得した。2011年春に専門学校を卒業後、芦屋市の鍼灸接骨院で勤務。2017年5月には独立し、伊丹市に「たなか鍼灸接骨院」を開業した。また、ボーイズリーグの「伊丹中央ボーイズ」の監督も務めている。

詳細情報

年度別投手成績

記録
初登板：2000年4月5日、対大阪近鉄バファローズ2回戦（大阪ドーム）、9回裏に2番手として救援登板、2/3回3失点
初奪三振：同上、9回裏に髙嶋徹から
背番号
21 （2000年 - 2002年）
54 （2003年 - 2004年）
登録名
総司 （そうじ、2000年）
田中 総司 （たなか そうじ、2001年 - 2004年）

脚注

個人年度別成績 田中総司 - NPB.jp 日本野球機構
選手の各国通算成績 Baseball-Reference (Japan)、The Baseball Cube
たなか鍼灸接骨院

関連項目

兵庫県出身の人物一覧
立命館大学の人物一覧
* 福岡ソフトバンクホークスの選手一覧

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