田勢邦史

田㔟 邦史について

田㔟邦史（たせい くにひと）は、1981年9月20日生まれ、山形県長井市出身の著名な卓球選手であり、現在は卓球男子ナショナルチームの監督を務めています。身長180cm、体重68kgで、彼は卓球界で多くの業績を残してきました。彼の卓球人生は青森山田高等学校、青森大学を経て、2004年からは協和発酵キリン卓球部に所属しています。

経歴

田㔟邦史の卓球キャリアはインターハイから始まります。平成6年度の全日本卓球選手権カデットの部では青木大輔とのペアで優勝を果たし、青森山田高等学校では主将として団体戦の連覇を達成しました。この時、シングルスでも2位、ダブルスでも連覇を達成し、その名を広めました。さらに青森大学に進学後もインカレで輝かしい成績を残し続けました。

彼は全日本卓球選手権においても目立った存在でした。平成16年度、平成17年度の男子ダブルスでは倉嶋洋介とのペアで連覇を果たし、この業績は彼の卓球選手としての地位を確立させました。

また、2007年4月28日には同じ卓球選手の田勢美貴江（旧姓高橋）と結婚しました。この二人の出会いは、2001年の大会において福原愛が部屋の鍵をかけ熟睡してしまったため、彼女が部屋に戻れず、邦史とトランプで過ごしたことがきっかけです。このエピソードは、彼らの絆の深さを示すものとして有名です。

2008年の全日本卓球選手権では、男子シングルスでの水谷隼との対戦があり、彼は2セットを連取したものの、最終的には3位に終わりました。この大会は彼にとって、さらなる成長を促す経験となりました。

彼は第50回世界卓球選手権個人戦の混合ダブルスにも出場し、妻である田勢美貴江とのペアで一定の成果を上げました。1回戦ではベラルーシペアを破り、2回戦ではイタリアのペアを破りましたが、3回戦で敗退しました。

監督としての活動

田㔟邦史は2021年の東京オリンピックにおいて、水谷隼と伊藤美誠が出場する混合ダブルスのベンチコーチを務め、その結果、金メダルを獲得しました。これにより、彼は選手としてだけでなく指導者としても実績を残すこととなります。

その後、2021年10月には卓球男子ナショナルチームの監督に就任し、日本の卓球界を強化するために日々尽力しています。

主な戦績

田㔟邦史の華々しい戦績は次の通りです：

• - 2004年: 第38回全日本社会人卓球選手権 男子ダブルス優勝（倉嶋洋介ペア）
• - 2005年: 平成16年度全日本卓球選手権大会 男子ダブルス優勝（倉嶋洋介ペア）
• - 2006年: 平成17年度全日本卓球選手権大会 男子ダブルス優勝（倉嶋洋介ペア）
• - 2008年: 男子シングルス3位、男子ダブルス準優勝（倉嶋洋介ペア）、混合ダブルス優勝（田勢美貴江ペア）
• - 2009年: 平成20年度全日本卓球選手権大会 混合ダブルス優勝（田勢美貴江ペア）

田㔟邦史は、選手生活を華やかに飾った後、指導者としても卓球界に強い影響を与える存在であり続けています。彼の活躍は、今後の卓球界にも多くの影響を及ぼすことでしょう。

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