田沼良介

田沼良介 — 日本の総合格闘家

田沼良介（たぬま りょうすけ、1981年11月17日生まれ）は、神奈川県藤沢市出身の男性総合格闘家で、リバーサルジム茅ヶ崎グランドスラムK.R.E.W.の創設者です。彼は総合格闘技（MMA）界で名を馳せた選手であり、元ZSTフライ級王者として知られています。

来歴

田沼は、高校および大学時代にラグビーに取り組んでいました。ラグビーから格闘技の道へ進む際、彼はAACC湘南とクロスワンジム湘南を経由し、さらに勝村周一朗が主宰する勝村道場に入門しました。この道場でのトレーニングが、彼のキャリアにおいて重要な基盤となりました。

初期の戦績とZSTへの道

2008年3月16日、田沼はZST SWAT! 16での試合で田丸慶輔と対戦しました。この試合では、フロントチョークでの一本勝ちを収め、彼のキャリアにおける第一の大きな成果となりました。その後、2008年11月に行われたZST.18ではシュートボクシングルールで大桑宏章と対戦し、時間切れによりドローとなりました。この試合を経て、2009年1月25日、ZST.19では藤原敬典との試合で右フックによるKO負けを喫しましたが、これも彼の成長の一環といえるでしょう。

ZSTフライ級王座獲得

2010年6月5日、田沼はPANCRASE 2010 PASSION TOURで江泉卓哉と対戦し、3-0の判定勝ちを収めました。続いて、2010年11月23日に行われた初代ZSTフライ級王座決定戦で矢島雄一郎と対戦し、右膝蹴りからの左フックでKO勝ちを果たし、ついに王座を獲得しました。

その後、2012年11月にはZSTフライ級タイトルマッチで矢島との再戦を果たし、この試合でもチョークスリーパーによる一本勝ちを収め、初防衛に成功しました。しかし、田沼は2014年8月に王座を返上し、新たな挑戦を模索することとなりました。

リバーサルジム茅ヶ崎グランドスラムK.R.E.W.の設立

2016年4月、田沼はリバーサルジム横浜グランドスラムから独立し、リバーサルジム茅ヶ崎グランドスラム K.R.E.W.を設立しました。このジムは、彼自身のビジョンを具現化する場所となり、後進の育成にも力を入れています。

5年ぶりの復帰

2017年11月25日、田沼は5年振りの試合に臨みました。ZST.58での試合では、階級をストロー級に変更し、津村有哉と対戦します。この試合でもフロントチョークで一本勝ちを収め、長いブランクを経てもなおその実力を証明しました。

戦績

田沼良介はこれまでに多くの試合を重ねており、MMAとシュートボクシングの両方で数々の業績を残しています。彼の戦績は彼が持つ強さと経験を物語っており、今後の活躍にも期待が寄せられています。

獲得タイトル

• - 初代ZSTフライ級王座（2010年）

田沼はその経歴と功績により、日本の総合格闘技界での地位を確立しています。今後の彼の活躍にも目が離せません。

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