田淵慎理

田淵 慎理（たぶち しんり）氏は、1992年8月12日に奈良県で生を受けた日本のラグビー選手です。ポジションは主にフォワード第3列のナンバーエイト（No8）とフランカー（FL）を務め、現在の所属チームはトップキュウシュウAに参戦するルリーロ福岡です。身長は179cm、体重は105kgという登録情報を持ちます。

ラグビーとの関わりは早く、小学2年生の頃に競技を始めました。その後、高校ラグビー界の強豪である天理高校に進学。ここではチームの主将としてチームを牽引する経験を積みました。高校卒業後、2011年には同志社大学へと進み、大学ラグビーにおいても中心選手として活躍。特に大学4年時の2014年には、同志社大学ラグビー部の主将に就任し、チームをまとめる重責を担いました。学生時代には、関西学生代表にも選出されるなど、その実力は広く認められていました。

大学を卒業した2015年、当時のジャパンラグビートップリーグに所属していた近鉄ライナーズ（現在の花園近鉄ライナーズ）に加入し、プロのキャリアをスタートさせました。ルーキーとして迎えたシーズン、2015年11月14日に行われたHonda HEATとの試合で途中出場ながら公式戦へのデビューを果たし、トップレベルでの一歩を踏み出しました。近鉄では数シーズンにわたり、フォワードの一員として経験を積みました。

2021年には、宗像サニックスブルースへと移籍。新たな環境でプレーを続けましたが、所属チームの活動休止という状況を経て、2022年にはルリーロ福岡の選手スコッドに加わることとなりました。現在はトップキュウシュウAの舞台で、チームの中心選手としてプレーしています。

田淵選手の主戦場であるナンバーエイトやフランカーは、グラウンドを縦横無尽に駆け回り、攻守両面においてハードワークが求められるポジションです。攻撃では力強いボールキャリーでゲインラインを突破し、防御では献身的なタックルで相手の攻撃を食い止めます。また、スクラムやラインアウトといったセットプレーにおける役割も重要です。身長179cm、体重105kgという体格は、これらのコンタクトプレーにおいて大きな武器となります。天理高校や同志社大学で主将を務めた経験は、チームにおけるリーダーシップやメンタル面での強さにもつながっているでしょう。

親しい間柄では「ひーくん」や「たぶ」といったニックネームで呼ばれることもある田淵慎理選手。これまでの豊富なキャリアで培われたスキルと経験、そしてリーダーシップを活かし、ルリーロ福岡のフォワードリーダーの一人として、チームの勝利に貢献していくことが期待されています。

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