甲斐俊郎

甲斐 俊郎

甲斐 俊郎（かい としろう）は、1972年6月11日に宮崎県延岡市で生まれた日本の音楽家です。血液型はB型。

経歴

音楽の道を志し、22歳で東京へ上京しました。そこでスリーピースバンド「パーマネントブルーム」を結成し、ギタリスト兼ボーカリストとして精力的に音楽活動を展開します。

バンド活動を経て、25歳で株式会社ソニー・ミュージックスタジオに入社。プロフェッショナルな音楽制作の現場に身を置き、録音技術やサウンドプロダクションに関する深い知識と豊富な経験を積みました。その後、31歳で独立を果たし、フリーランスの音楽家として活動の幅を大きく広げました。

主な手掛けた作品

独立後は、J-POP、ロック、アニメソングなど、非常に多岐にわたるジャンルのアーティストの作品に携わっています。手掛けた主な作品は数多く、日本の音楽シーンを彩る様々なヒット曲やアルバムの制作に関わってきました。

シングル

以下は、甲斐俊郎氏が関与したシングル作品の一部です。

YUKI: 「ふがいないや」「Home Sweet Home」「メランコリニスタ」など
大塚愛: 「ネコに風船」「プラネタリウム」「フレンジャー」など
勝手にしやがれ: 全シングル作品など
YUI: 「東京」
Rie fu: 「Life is Like a Boat」「Decay/Beautiful Words」など
その他、多数のアーティストの楽曲に関わっています。

アルバム

以下は、甲斐俊郎氏が関与したアルバム作品の一部です。

YUKI: 『Wave』『joy』
大塚愛: 『LOVE COOK』
勝手にしやがれ: 『シュール・ブルー』『フィンセント・ブルー』
Rie fu: 『Rie fu』（ファーストアルバム）
Plane: 『Slow Express』
スキマスイッチ: 『Anniversary EP』
* その他、数多くのアーティストのアルバム制作に関わっています。

これらの活動を通じて、甲斐俊郎氏はサウンドクリエーター、あるいは録音エンジニアなどとして、楽曲のサウンドデザインやクオリティ向上に不可欠な貢献を果たしています。

受賞歴

その長年にわたる功績は、業界内でも高く評価されています。2024年には、音楽録音における優れた技術と芸術性を称える「日本プロ音楽録音賞」において、特に没入感のあるサウンドデザインに焦点を当てたImmersive部門で最優秀作品を受賞しました。

受賞対象となった作品は、20周年の記念として制作された「ボクノート ～for 20th Anniversary with Orchestra～」です。これは、彼が手掛けた作品が、技術的側面からも極めて高いレベルにあることを証明するものと言えるでしょう。

まとめ

甲斐俊郎氏は、バンドマンとしての表現活動からプロフェッショナルスタジオでの技術習得、そして独立後の幅広いアーティストサポートまで、多様なキャリアパスを歩んできた音楽家です。その経験と培われた技術は、多くのリスナーに感動を与える高品質な音楽作品の創出に不可欠な要素となっています。今後も日本の音楽シーンにおける彼のさらなる活躍が期待されます。

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