甲斐雄平

甲斐 雄平（かい ゆうへい）

基本情報

• - 生年月日: 1988年3月15日
• - 出身地: 福岡県福岡市
• - ポジション: 外野手
• - 投打: 右投右打

経歴

プロ入り前

甲斐雄平は、福岡市立弥永小学校で元プロ野球選手の石丸進一をモデルにした映画『人間の翼 最後のキャッチボール』に影響を受け、本格的に野球を始めました。彼は曰佐中学校に進学し、ボーイズリーグ福岡県南支部に所属する福南ファイターズ（現在の福南ボーイズ）でプレーしました。チームメイトには、女子硬式野球ワールドカップの日本代表で後に4番打者となる西朝美がいました。

市立博多工業高等学校では4番打者として活躍し、高校通算で28本塁打を記録。福岡大学では1年春からレギュラーとして、さらに主将を務めました。3年秋には九州六大学野球リーグのMVPおよびベストナインに選出されました。

プロ入り後

2009年のドラフトでは阪神タイガースから3位指名を受け、推定契約金6,000万円・年俸840万円で入団。背番号は「44」。
プロ入り当初は新庄剛志のような選手になることが期待されていましたが、初年度の2010年はケガに悩まされ、一軍昇格を果たせませんでした。同期入団の藤川俊介や田上健一に後れを取る形になりました。二軍での成績は41試合で打率.190、4本塁打、14打点でした。

2011年シーズンではウエスタン・リーグの前半で打率.289を記録しフレッシュオールスターゲームに選出されましたが、後半は成績が低下し、二軍での成績は86試合、打率.227でした。シーズン終了後、オーストラリアン・ベースボールリーグのキャンベラ・キャバルリーに派遣され、19試合に出場しましたが、打率は.209にとどまりました。

2012年も一軍出場はなく、二軍で打率.169の成績でシーズンを終え、10月2日に戦力外通告を受け現役引退となりました。

現役引退後

大学時代には教員免許を取得しており、引退後は博多工業高校の保健体育科で教員として勤務。2020年からは福岡市立福岡西陵高等学校に赴任し、保健体育を担当するとともに、野球部の副部長を経て監督に就任しました。

選手としての特徴

大学時代は強肩で知られ、遠投距離は120メートル、50メートル走は6秒の俊足を持っていました。また、高校から大学までの7年間を追い続けたスカウトからは守備能力の高さが評価されており、打撃面でもトリプルスリーを狙える可能性を持った選手として期待されていました。

後記

甲斐雄平はプロ野球選手としてのキャリアは短命でしたが、その後は教育の場で若い世代に影響を与え続けています。若い時からの努力と野球に対する情熱が、今も彼の指導者としての活動に生かされていることでしょう。

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