白い週末

アン・ルイスの「白い週末」は、彼女が14歳でビクター音楽産業と契約後、1971年2月25日にリリースされた記念すべきデビューシングルです。レコード番号はSV-2130。

概要

作詞家・なかにし礼にその才能を見出されたアン・ルイスは、1970年にビクターと契約。翌年、「白い週末」で歌手としての第一歩を踏み出しました。この楽曲は、1972年の札幌オリンピック開催に先駆け、複数のスポンサーが集まって行われたキャンペーン「白い週末」のイメージソングとして制作され、プレオリンピックのテーマソングにも採用されました。特徴的なのは、歌詞の2番の前半部分が英語で歌われている点です。

B面に収録された「白い街サッポロ」は、そのタイトルが示す通り、舞台を札幌に置いた楽曲で、ジャケットの右下には「SAPPORO'72」と記されています。このシングルは、2009年9月16日にMEG-CDとして復刻されました（品番:VIMEG-10621）。

収録曲

両曲とも、作詩はなかにし礼、作編曲は川口真、演奏はビクター・オーケストラが担当しています。

1. 白い週末（2分44秒）
2. 白い街サッポロ（3分24秒）

関連事項

1971年の音楽
北海道のご当地ソング一覧

この楽曲は、アン・ルイスのキャリアの始まりを飾るだけでなく、1970年代の日本の歌謡史においても重要な位置を占めています。札幌オリンピックという国家的なイベントを背景に持つ点も、楽曲の持つ意味合いを深めています。

参考資料
オリコン『SINGLE CHART-BOOK COMPLETE EDITION 1968-2005』オリコン・マーケティング・プロモーション、2006年4月。ISBN 9784871310765

もう一度検索