白川公園 (熊本市)

白川公園の魅力

白川公園（しらかわこうえん）は、熊本県熊本市中央区に位置する都市公園です。この公園は、1961年2月21日に開設されて以来、地域の憩いの場として親しまれています。

公園の概要

白川公園は、熊本市の繁華街である上通商店街から国道3号を挟んだ場所にあり、面積は約2.0ヘクタールです。広大な敷地の大部分は緑地として整備されており、市民がリラックスできる空間を提供しています。さらに、公園内には茶室も設けられており、来園者は静かな時間を楽しむことができます。

かつてはグラウンドを中心とした公園として利用されていましたが、1998年の再整備を経て、防災公園としての機能も持つようになりました。これにより、公園は単なる憩いの場にとどまらず、地域の安全を支える重要な役割を果たしています。

主な設備

白川公園には、以下のようなさまざまな設備があります：

• - 緑地

敷地内の多くが緑地に整備されており、訪れる人々は自然に親しむことができます。子どもたちが遊ぶ場所としても適しています。

• - 茶室

1963年に福岡から移転してきた茶室は、京都の名茶室「不審庵」を模したもので、静けさと和の文化を感じることができます。

• - 防災倉庫

公園内に設置された防災倉庫には、非常食や必要な設備が備蓄されており、災害時のサポートを行います。

• - 貯水槽

耐震設計の地下貯水槽を備えており、緊急時には飲料水として利用できる上水道が常に流れています。

• - 公衆トイレと駐輪場

公園の利用者が快適に過ごせるよう、必要な施設も整っています。

歴史

白川公園の位置する水道町から草葉町にかけては、戦前まで熊本県の官庁街として発展していました。かつての県庁が存在したこの地は、戦災で焼失し、その後、公園として再開発されることになりました。
公園として整備された後も、周辺には多くの公的施設が存在し、歴史的な名残を感じる場所としても重要です。
再整備前は、野外音楽堂やナイター設備を備え、地域のイベントも活発に開催されていました。1965年から1975年の間には植木市が開催されるなど、地域の文化・交流の場としても役立っていました。

交通アクセス

白川公園はアクセスも非常に便利です。

• - バス

公園前のバス停にて、熊本都市バスや産交バス、電鉄バスが利用可能です。

• - 電車

熊本市交通局の水道町電停から北へ約350メートル、熊本電気鉄道の藤崎宮前駅から南へ約500メートルの距離にあります。

周辺施設

公園周辺には、熊本市中央公民館や熊本中央警察署、熊本県の総合庁舎、総合福祉センターなどの公共施設が集まっており、地域の中心エリアとしての役割も担っています。

白川公園は、熊本市民にとって単なる憩いの場ではなく、防災機能も備えた大切な存在です。訪れる誰もが自然の中でリフレッシュできる、地域に根ざした公園です。

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