白川博一

白川博一（しらかわ ひろかず）は、1950年4月16日生まれの日本の政治家です。長崎県壱岐市出身で、壱岐市長を4期務めました。また、全国離島振興協議会の会長も務めた経験を持ちます。

生い立ちと初期のキャリア

白川氏は、長崎県立壱岐高等学校を卒業後、芦辺町（現・壱岐市）の職員としてキャリアをスタートさせました。2001年8月から2002年8月にかけては、壱岐4町合併協議会事務局次長として、壱岐市の合併に向けた準備に携わりました。

芦辺町長から壱岐市長へ

2003年4月、白川氏は芦辺町長選挙に立候補し、初当選を果たしました。しかし、2004年3月1日に芦辺町は郷ノ浦町、勝本町、石田町と新設合併を行い、壱岐市が誕生。これにより、同年4月18日に行われた壱岐市長選挙では、白川氏は元郷ノ浦町議の長田徹氏、前郷ノ浦町長の長嶋立身氏と争うことになります。この選挙では長田氏が当選し、白川氏は落選しました。

壱岐市長としての活動

2008年4月の壱岐市長選で、白川氏は再び長田氏、長嶋氏と対決し、初当選を果たしました。その後、2012年、2016年、2020年の選挙でも勝利し、計4期にわたり壱岐市長を務めることになります。2012年には全国離島振興協議会会長にも就任し、離島地域の振興に尽力しました。2023年10月3日、白川氏は任期満了に伴う次期市長選には出馬しないことを表明し、その政治活動に幕を閉じました。

不祥事

白川氏の市長としてのキャリアには、いくつかの不祥事も存在します。

公共工事指名競争入札の除外問題

2016年4月の市長選直後、市内の市道建設工事の入札において、白川氏が市長選で対立候補を支援した業者を指名から除外するよう指示したとされる疑惑が浮上しました。この結果、当該業者は事実上の廃業に追い込まれ、白川氏は公務員職権乱用の疑いで告訴されました。白川氏自身は市議会で指示を認めたものの、長崎地検は不起訴処分としています。

市忘年会での新型コロナウイルス感染クラスター

2020年12月、政府や自治体が会食時の人数制限を呼びかける中、壱岐市役所の職員が忘年会を開催し、新型コロナウイルスのクラスターが発生しました。この事態を受け、白川氏は防災放送で謝罪し、市職員の会食を禁止する措置を講じました。

まとめ

白川博一氏は、壱岐市長として長年市政を担い、離島振興にも貢献しましたが、その一方で不祥事も経験しました。彼の政治活動は、壱岐市の発展に大きく影響を与えたと言えるでしょう。

外部リンク

ようこそ市長室へ／壱岐市
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