郷ノ浦町

郷ノ浦町（ごうのうらちょう）

郷ノ浦町は、かつて長崎県の壱岐島南西部に位置していた町です。2004年3月1日に勝本町、芦辺町、石田町と合併し、壱岐市となりました。

地理

壱岐島の南西部に位置し、変化に富んだ地形が特徴でした。

山

岳ノ辻
鹿ノ辻
角上山（津の上山）
久美ノ尾
鏡岳

島嶼

周辺には数多くの島々が点在していました。

大島
長島
原島
机島
平島
火島
牛島
蛇島
阿瀬島
黒瀬島
アカガ島
タコ島

半島

渡良半島
黒崎半島

河川

永田川
湯川
名切川
亀川
舩橋川
坂本川
御神名川
烏賊ノ口川
大河内川
双六川
渡良川

港湾

半城湾
梅津湾
片苗湾
宇土湾
唐船湾
母ヶ浦
郷ノ浦港
初瀬港
森ノ浜港

歴史

1889年（明治22年）4月1日 - 町村制施行により、石田郡に武生水村、渡良村、柳田村、沼津村、志原村、初山村が発足。
1896年（明治29年）4月1日 - 石田郡と壱岐郡が合併し壱岐郡が発足。
1925年（大正14年）4月1日 - 武生水村が町制施行し、武生水町となる。
1955年（昭和30年）2月11日 - 武生水町、渡良村、柳田村、沼津村、志原村、初山村が合併し郷ノ浦町が発足。
1958年（昭和33年）4月1日 - 久喜触を石田村へ編入。
2004年（平成16年）3月1日 - 勝本町、芦辺町、石田町と合併し壱岐市となり、郷ノ浦町は消滅。

地域

町内は「触」や「浦」、「島」を行政区域としていました。合併前の各村に由来する地名が残っています。

旧武生水町: 片原触、郷ノ浦、庄触、永田触、東触、本村触
旧初山村: 坪触、初山東触、初山西触、若松触
旧柳田村: 牛方触、大浦触、木田触、田中触、半城本村触、物部本村触、柳田触
旧志原村: 久喜触、釘山触、志原西触、志原南触、大原触、平人触
旧渡良村: 麦谷触、渡良浦、渡良西触、渡良東触、渡良南触、大島、長島、原島
旧沼津村: 有安触、小牧西触、小牧東触、里触、新田触、長峰東触、長峰本村触

教育

かつては多くの中学校、小学校が存在していましたが、現在は統廃合されています。

郷ノ浦町立武生水中学校
郷ノ浦町立沼津中学校
郷ノ浦町立初山中学校
郷ノ浦町立渡良中学校
郷ノ浦町立盈科小学校
郷ノ浦町立志原小学校
郷ノ浦町立沼津小学校
郷ノ浦町立初山小学校
郷ノ浦町立三島小学校（大島本校）
長島分校
原島分校
郷ノ浦町立柳田小学校
郷ノ浦町立渡良小学校

名所・旧跡・観光スポット

八坂神社
天手長男神社
鏡岳神社
岳ノ辻
猿岩
初瀬の岩脈
鬼の足跡
渡良のアコウ
志原のスキヤクジャク群落
春一番の塔

祭事・催事

郷ノ浦祇園山笠

郷ノ浦町出身の著名人

小金丸幾久（彫刻家）
長岡秀星（イラストレーター・画家）

その他

ふれ太鼓壱岐 - 壱岐政経評論社が2000年まで発行していた新聞

参考文献

角川日本地名大辞典 42 長崎県

関連項目

長崎県の廃止市町村一覧

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