白河橋

白河橋

白河橋（しらかわばし）は、福島県白河市の阿武隈川を跨ぐ重要な橋で、国道4号の一部として利用されています。全長148メートル、主径間38.9メートル、幅員は車道部が8メートル、歩道部が2.5メートルという設計となっており、片側2車線を持つ便利な構造です。この橋は、4径間鋼連続鈑桁橋の形式を採用し、2010年9月13日に下り線が完成し、その後2013年11月7日には上り線が開通しました。施工は東京鐵骨橋梁が手がけています。

橋の位置と環境

白河橋は白河市街地の北部に位置し、周囲には五番町川原や金勝寺があります。周辺は住宅や商業施設が点在しており、日々多くの交通が行き交う場所です。また、阿武隈川は一級河川として地域の水資源や観光の中心でもあり、その上に架かっている白河橋は地域の交通インフラに欠かせない存在です。

歴史と沿革

白河橋の歴史は古く、1961年に始まります。当初は旧国道4号の市街地北側へのバイパスとして、初代白河橋が開通しました。この初代橋の全長は160.1メートルで、主径間は31.5メートル、幅員は9.5メートルでした。また、従来の橋の幅に歩道が追加される形で構造が進化していきました。

しかし、1990年代には橋の老朽化が懸念され、2004年には上り車線の一部で陥没が発生するなどの問題が発生しました。これを受け、緊急点検が実施された結果、新たな橋梁の建設が必要だと判断されました。

整理や拡幅工事が行われた後、白河橋の新しい下り線橋梁の工事は2005年に始まり、2010年には開通しました。その後、上り線の工事も進められ、2013年に全線が4車線で供用されることになりました。最終的には、残りの300メートルの拡幅が完了し、全体の整備が完了しました。

総括

白河橋は、その設計と技術力により、現代の交通ニーズに応える役割を果たしています。地域の交通の流れをスムーズにするだけでなく、近隣住民の生活や経済活動にも影響を与えるため、その存在は非常に重要です。今後も、地域の発展に寄与し続けることでしょう。

もう一度検索