白石町立福富中学校

白石町立福富中学校

白石町立福富中学校（しろいしちょうりつ ふくどみちゅうがっこう）は、佐賀県杵島郡白石町大字福富に所在した公立中学校です。この学校は、2024年3月末をもって閉校し、白石町立白石中学校と統合されることになりました。閉校後、旧校舎の体育館は「ジムナスティクスホール白石」として整備され、体操競技専用の施設として利用されています。

概要

白石町立福富中学校は1947年の学制改革に伴い新設され、77年にわたる歴史を持ちました。「自立・創造・誠実」という校訓のもと、生徒たちは多様な学びを通じて成長してきました。校章は校名の「福」をモチーフにし、中央には「中」の文字が配置されています。また、校歌は1949年に制定され、作詞は大串強一、作曲は溝口勇によるもので、歌詞には校名が何度も登場する特長があります。

沿革

福富中学校は1947年4月1日に開校し、当初は福富村立福富小学校に併設されていました。開校式は同年5月3日に行われ、学校の初期には教室数や施設が不足していましたが、次第に校舎の増設や施設の整備が進みました。1950年に講堂が全焼した後、建て直しが行われ、1951年には校旗が制定されました。

1954年以来、体育館やプール、音楽室、美術室などが次々に完成し、学習環境が整えられていきました。それに伴い、1967年には町制施行を受けて「福富町立福富中学校」に改名されました。1989年には体育館も完成し、以後も様々な施設の整備が続けられました。

2017年には新たな技術科室が開設され、生徒たちにさらなる教育の場が提供されました。しかし、長い歴史を持つこの学校は、2024年3月に閉校し、白石町立白石中学校に統合されました。

体育館の再活用

閉校後、福富中学校の体育館は再利用され、体操競技専用の「ジムナスティクスホール白石」として整備されました。ここでは「Dragoing Sports」が体操教室を運営しており、2025年3月28日にオープニングセレモニーが行われる予定です。このように、閉校した後も福富中学校の施設は地域の健康とスポーツの振興に寄与する場として生まれ変わります。

交通アクセス

学校へのアクセスは、JR九州の長崎本線「肥前白石駅」が最寄り駅となっており、国道444号線（有明海沿岸道路）からも容易にアクセスが可能です。

周辺には下区公民館や福富社会体育館、白石町福富公民館など、地域のコミュニティの中心としての役割を果たす施設も多くあります。福富郵便局やJAさが福富支所、道の駅しろいしなども近隣に位置しており、地域全体が便利な環境にあります。

結び

白石町立福富中学校の閉校は、地域の教育の歴史に一つの区切りをつけることとなりました。その思い出は、在校生や卒業生たちによって語り継がれ、地域の文化や絆として大切にされていくことでしょう。

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