白銀市

白銀市（はくぎん-し）

白銀市は、中華人民共和国甘粛省に位置する地級市です。

地理

黄土高原と砂漠からなる白銀市は、海抜1,275mから3,321mに位置します。年間降水量は110mmから352mmと非常に少なく、乾燥した気候が特徴です。年間蒸発量は2101mmに達し、差し引き1800mmもの水が毎年失われています。市内を黄河が214kmにわたって南北に流れています。

行政区画

白銀市は、2つの市轄区と3つの県を管轄しています。

市轄区：白銀区、平川区
県：靖遠県、会寧県、景泰県

年表

1949年10月1日：中華人民共和国甘粛省会寧分区が成立。定西県・楡中県・会寧県・靖遠県・静寧県・海原県・西吉県・景泰県が発足。
1949年12月：会寧分区が定西専区に改称。
1958年4月11日：定西専区皋蘭県・靖遠県の各一部が合併し、白銀市が発足。
1958年10月25日：白銀市が定西専区に編入。
1960年11月17日：定西専区白銀市が地級市の白銀市に昇格。定西専区靖遠県を編入。
1961年10月：石洞区を設置。
1961年12月15日：石洞区の一部が分立し、景泰県・皋蘭県が発足。
1962年6月9日：蘭州市永登県・安寧区の各一部が皋蘭県に編入。
1962年11月21日：石洞区が白銀区に改称。
1963年10月23日：皋蘭県・靖遠県が定西専区に編入。景泰県が武威専区に編入。白銀区が蘭州市に編入。
1985年5月14日：蘭州市白銀区、定西地区会寧県・靖遠県、武威地区景泰県を編入。白銀市が成立。靖遠県の一部が分立し、平川区が発足。蘭州市皋蘭県の一部が白銀区に編入。

経済

2002年のGDPは95億人民元でした。都市住民の平均年収は6409人民元（+14%）、農村住民の平均年収は1688人民元（+5%）となっています。

インフラ

市内には2つのラジオ局と3つのテレビ局があります。

交通

鉄道

中国国家鉄路集団
銀蘭旅客専用線
包蘭線
紅会線

道路

高速道路
京蔵高速道路
青蘭高速道路
烏瑪高速道路
定武高速道路
西会高速道路
国道
G109国道
G247国道
G309国道
G312国道
G338国道
G341国道

観光地

黄河石林は、白銀市より北へ40kmの場所に位置し、自然の石柱群で知られています。

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