Flower 6thシングル「白雪姫」:童話の世界観と新たな境地
2013年12月25日、Flowerにとって6枚目となる
シングル「
白雪姫」が
ソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズよりリリースされました。前作「
太陽と向日葵」から約4ヶ月ぶり、
2013年第2弾
シングルという位置づけで、メンバー
水野絵梨奈の脱退後、8人体制となって初めて発表された作品です。
「
白雪姫」は、誰もが知る童話『
白雪姫』をテーマにしたラブバラード。美しいメロディーと切ない歌詞が、聴く者の心を掴みます。楽曲の世界観は、
NOTTVのドラマ『
僕らはみんな死んでいる♪』の主題歌として、多くの視聴者に届けられました。Flowerの楽曲がドラマ主題歌に起用されたのはこれが初めてであり、新たな展開への第一歩となりました。
シングルは「初回生産限定盤」、「通常盤」、「期間生産限定盤」の3形態で発売され、初回生産限定盤には「
白雪姫」とカップリング曲「初恋」のMusic Videoを収録したDVDが付属しました。
カップリング曲にも注目すべき点があります。「初恋 (Acoustic version)」は、Flowerの武者修行企画における勝者特典として制作された楽曲で、
E-girlsの
シングル「
ごめんなさいのKissing You」にも収録された「初恋」のアコースティックバージョンです。また、
サマンサタバサ「Samantha×カワイイ×Art」のCMソングにも起用され、幅広い層へのアプローチを実現しました。さらに、「COLOR ME UP!」は、
OPA「Oh! Bargain」のCMソングとして使用されました。
「
白雪姫」は、Flowerにとって大きな成功をもたらしました。
オリコンシングル週間ランキングでTOP3入りを果たし、Flowerの
シングルの中でもトップクラスの売上枚数を記録しました。これは、グループにとって大きな自信と、更なる飛躍への弾みとなったことは間違いありません。
その後の展開も注目に値します。「
白雪姫」の世界観を基に、A.T.監督が脚本・監督を務めた短編映画『キモチラボの解法』(
CINEMA FIGHTERS)が2017年に公開されました。楽曲の世界観を映像という新たな表現方法で広げ、ファンに新たな感動を与えました。さらに2020年には、
YouTubeチャンネル「
THE FIRST TAKE」にて、Flowerの鷲尾伶菜(伶名義)がピアニストの
清塚信也氏とコラボレーションした「
白雪姫」の歌唱動画が公開され、大きな話題となりました。
「
白雪姫」は、音楽、映像、そして様々なコラボレーションを通じて、Flowerの新たな魅力を提示し、その後の活動に大きな影響を与えた
シングルとして、グループの歴史に刻まれた重要な作品と言えるでしょう。