白鷗大学ラグビー部

白鷗大学ラグビー部（はくおうだいがくラグビーぶ、英称: Hakuoh Univ Rugby Football Club）は、栃木県小山市にキャンパスを構える白鷗大学の強化クラブの一つであり、ラグビーユニオン競技に取り組むチームである。現在は、関東大学ラグビーリーグ戦グループの2部に所属し、上位リーグへの昇格を目指して活動している。チームの活動拠点は、大学敷地内にある白鷗大学ラグビー場（所在地: 栃木県小山市松沼796）である。

沿革

チームの歴史は比較的新しく、1986年に創部された。その後、着実に実力をつけ、1992年には関東ラグビーフットボール協会に正式に加盟した。チームにとって大きな転機となったのは1994年度である。この年、全国地区対抗大学ラグビーフットボール大会に出場し、見事に優勝を飾った。これはチーム史上初の全国タイトル獲得であり、白鷗大学ラグビー部の名を広く知らしめる出来事となった（同大会における優勝回数は1回）。現在、チームは関東大学ラグビーリーグ戦グループ1部への昇格を最大の目標として掲げ、日々練習に励んでいるが、まだその目標は達成されていない。

戦績

近年シーズンのチームの戦績に関する詳細は、公式ウェブサイトや関連情報源において確認することができる。年度ごとの具体的な試合結果や順位については、そちらを参照されたい。

所属選手

チームの現在の主要な選手は以下の通りである。リーダー陣としては、チームをまとめる主将に武山達也選手（ポジション: スタンドオフ SO、出身校: 青森北高校）がいる。副将は複数名おり、フォワード全体を牽引するFWリーダーは高橋優輝選手（ポジション: フッカー HO、出身校: 秋田工業高校）、バックス全体を率いるBKリーダーは吉本剛選手（ポジション: センター CTB およびウイング WTB、出身校: 都立東高校）が務めている。また、フィジカル面を強化するウエイトリーダーには荒井翼選手（ポジション: プロップ PR、出身校: 平塚工科高校）が名を連ねる。

著名なOB・OG

白鷗大学ラグビー部を卒業し、その後プロリーグや国際舞台で活躍した選手も多数存在する。以下にその一部を紹介する。

アウクソ・タウマファイ: プロップ (PR)。卒業後、国内トップリーグの一つである三菱重工相模原ダイナボアーズでプレーした。マヌレワ高校出身。
アンドリュー・デュルタロ: フランカー (FL)。アメリカ代表として国際試合に出場した経験を持ち、南半球の強豪チームが集まるサンウルブズや、7人制ラグビーのアメリカ代表イーグルスセブンズでも活躍した。
キキワカ・ウイルソニー: フランカー (FL) およびナンバーエイト (No.8)。かつて日本のトップイーストリーグに所属していた釜石シーウェイブスに在籍した。マリスト高校出身。
トーマス優デーリックデニイ: ロック (LO)。フィジー代表としてプレーした経歴を持ち、日本ではヤマハ発動機ジュビロ、トヨタ自動車ヴェルブリッツといった強豪チームを経て、三菱重工相模原ダイナボアーズでプレーした。マリストブラザーズ高校出身。
トゥキリ・ロテ・ダウラアコ: 7人制日本代表として国際大会に出場。国内では北海道バーバリアンズを経て、トップリーグのクボタスピアーズで活躍した。マリストブラザーズ高校出身。
和田昂樹: フランカー (FL)。卒業後、北海道バーバリアンズに加入した。
伊藤優駿: センター (CTB)。釜石シーウェイブスでプレー。
飯塚淳平: ウイング (WTB) およびフルバック (FB)。山梨TOSENクリーンファイターズや日本IBMビックブルーでプレー経験がある。
カヴァイア・タギヴェタウア: ロック (LO) およびフランカー (FL)。国内トップリーグのNECグリーンロケッツ東葛に所属。ハミルトンボーイズ高校出身。
タウファ・ラトゥ: プロップ (PR) およびセンター (CTB)。宇都宮ヴォルツを経て、国内強豪チームの一つである東芝ブレイブルーパス東京でプレーした。マヌレワ高校出身。
* ダニエル・ペレズ: 2021年度のチーム主将を務めた。ポジションはプロップ (PR)。卒業後、国内トップチームの埼玉パナソニックワイルドナイツに入団した。St.ペーターズカレッジ出身。

情報源

チームに関する最新情報や詳細な活動状況については、公式ウェブサイト、ブログ、X（旧Twitter）などのオンライン情報源から確認することができる。

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