益田駅

益田駅 (ますだえき)

益田駅は、島根県益田市駅前町に位置する、西日本旅客鉄道（JR西日本）の駅です。山陰本線を所属線とし、山口線が乗り入れています。

概要

山陰本線は益田駅を境に運転系統が分断されており、益田駅以東は浜田鉄道部、以西は長門鉄道部が管理しています。かつては特急「いそかぜ」が運行していましたが、2005年に廃止。現在は特急「スーパーおき」が山口線へ乗り入れています。

歴史

1923年（大正12年）4月1日：石見益田駅として開業。当初は山口線所属駅でした。
1923年（大正12年）12月26日：山陰本線が延伸し、同線所属駅に変更。
1961年（昭和36年）：現在の駅舎が竣工。
1966年（昭和41年）10月1日：益田駅に改称。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化により、JR西日本の駅となる。
1997年（平成9年）3月22日：貨物列車の設定が消滅。
2001年（平成13年）7月7日：特急「いそかぜ」が系統分割。
2006年（平成18年）7月29日：駅前に複合ビル「益田駅前ビル EAGA」が開業。
2013年（平成25年）7月28日：豪雨災害により一部区間が運休。
2014年（平成26年）4月1日：JR貨物の駅が廃止。
2020年（令和2年）4月12日：みどりの券売機プラスが営業開始。
2021年（令和3年）5月14日：みどりの窓口の臨時窓口が営業を終了。
2024年（令和6年）11月2日：大雨災害により、石見津田駅 - 当駅間の運転を取りやめ。
2024年（令和6年）11月30日：不通となっていた、三保三隅駅 - 当駅間の運転再開。

駅構造

単式ホームと島式ホームが混合した2面3線の地上駅です。駅舎側には1番のりば（単式ホーム）があり、2・3番のりば（島式ホーム）へは跨線橋で連絡しています。3番のりばの外側には留置線があり、夜間滞泊も行われます。駅舎は1961年に改築された2階建てです。

1番のりば：山陰本線下り本線
2番のりば：山口線本線
3番のりば：山陰本線上り本線

ただし、「スーパーおき」以外の列車は全て当駅始終着のため、方向別発着番線ではありません。特急列車は新山口方面、出雲市方面ともに1番のりばに停車します。

駅弁

かつては駅前食堂が駅弁を販売していましたが、1990年代に撤退。その後、駅前の店舗で立ち食いそば屋を経営しながら「かにずし」などを販売していましたが、駅前再開発のため2005年に廃業しました。

利用状況

2022年度の1日平均乗車人員は342人です。近年は減少傾向にあります。

駅周辺

高津川と益田川に挟まれた場所に位置し、駅東側が昔からの益田市街地です。駅舎は線路南側にあり、市役所や文化施設、商業施設などが集中しています。駅前には再開発ビル「益田駅前ビル EAGA」があります。

バス路線

石見交通の一般路線バス、リムジンバス、高速バスが発着しています。主な行き先は、二条、小浜・江崎、蟠竜湖、津和野、匹見、横田、梅月、大塚、久城、真砂・二川、種、土田、浜田、医光寺、萩・石見空港、大阪・神戸、広島などです。

隣の駅

JR西日本

山陰本線：石見津田駅 - 益田駅 - 戸田小浜駅
* 山口線：本俣賀駅 - 益田駅

もう一度検索