盛田嘉哉

盛田 嘉哉 (もりた よしや) のプロ野球キャリア

盛田嘉哉は1947年8月21日に愛知県常滑市で生まれました。彼は元プロ野球選手として名を馳せ、特に走塁の専門家として知られています。

経歴

プロ入り前

盛田は享栄商業高を卒業後、本田技研に入社しますが、わずか1年で退社し、名城大学へ進学しました。そこで、愛知大学野球リーグに参加することとなります。彼は大学時代、合計74試合に出場し、打率.261、15打点を記録しました。特筆すべきは通算108盗塁を達成した点で、盗塁死はわずか3回、ホームスチールも9回ありました。更に、1969年春季リーグでは28盗塁のシーズン記録を達成し、外野手として2度のベストナインを受賞しました。その後、1970年のドラフトで中日ドラゴンズから7位指名を受け、名城大学からの第1号プロ野球選手となりました。

プロ入り後

盛田は1971年に中日ドラゴンズに入団します。開幕からウエスタン・リーグで盗塁を重ね、5月25日に一軍への昇格を果たします。6月7日のヤクルト戦ではプロ初盗塁を記録しましたが、8月11日の大洋ホエールズ戦での骨折によりシーズンを早期に終了しました。

1972年には、1軍監督が与那嶺要に代わったため代走専門の選手が不要になり、出場機会が減少します。それでも24試合に出場し、5盗塁を記録しました。1973年にはウエスタン・リーグで盗塁王を獲得しましたが、一軍では出場が1試合のみという厳しい状況でした。1974年には一軍での出場がないままシーズンを終了し、その年限りで退団となりました。その結果、彼のプロ野球キャリアは、出場した全51試合が代走出場であり、打席に立つことは一度もありませんでした。

選手としての特徴

盛田の特徴は、入団当初に水原茂監督から走塁専門選手としての指導を受けたことです。大学時代は打撃も好成績を残していましたが、プロでは走塁に特化した活動をしていました。引退後は名古屋市内で飲食店を経営しながら、少年野球の指導にも関わっていました。また、知人の助けをしながら元気に過ごしているとのことです。

メディア出演

盛田は1992年に公開された映画『ミスター・ベースボール』で中日ドラゴンズのコーチ役として出演するなど、プロ野球選手としての枠を超えた活動も行っています。

詳細成績

• - 初出場日: 1971年5月26日、大洋ホエールズ戦
• - 初盗塁日: 1971年6月7日、ヤクルトアトムズ戦
• - 背番号: 47 (1971年 - 1974年)

盛田嘉哉のプロ野球における活動は、走塁の面での貢献が大きく、限られた出場ながらも印象に残る選手でした。彼の人生はプロ野球の枠を超え、指導やメディア活動など多岐にわたるものでした。

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