目賀田周一郎

目賀田周一郎について

目賀田周一郎（めがた しゅういちろう）は、1950年7月16日生まれの日本の外交官です。ペルー駐箚特命全権大使、メキシコ駐箚特命全権大使を歴任し、退官後は中央大学法学部教授、ケア・インターナショナルジャパン理事長を務めるなど、多岐にわたる分野で活躍しています。

生い立ちと学歴

東京都出身。東京教育大学附属小・中・高校（現在の筑波大学附属小学校、筑波大学附属中学校・高等学校）を経て、東京大学法学部に進学。在学中に外務公務員採用上級試験に合格しました。1974年に東京大学法学部第二類を卒業し、外務省に入省しました。

外交官としてのキャリア

外務省入省後、フランス語研修を経て、在レバノン大使館を皮切りに、中近東アフリカ局、条約局、アジア局など、様々な部署でキャリアを重ねました。特に、経済協力分野での経験が豊富で、経済協力局開発協力課長、技術協力課長、政策課長などを歴任。1990年代後半からは、東京大学大学院医学系研究科や東京工業大学工学部で講師を務めるなど、教育分野にも携わりました。

2000年代に入ると、在中華人民共和国日本国大使館公使（経済担当）、経済協力開発機構（OECD）日本政府代表部公使などを経て、2008年には駐ペルー特命全権大使に就任。2011年から2014年までは駐メキシコ特命全権大使を務めました。

退官後の活動

2014年に大使を退任後は、中央大学法学部教授として国際法学を教鞭を執る傍ら、2015年12月からはケア・インターナショナルジャパンの理事長に就任し、国際的な人道支援活動にも貢献しています。

受賞歴

目賀田周一郎は、その功績が認められ、ペルー共和国太陽大十字勲章（2011年）、ペルー国立工科大学名誉博士号（2011年）、メキシコ合衆国アギラ・アステカ・メキシコ勲章（2015年）を受章しています。

同期入省者

目賀田周一郎と同期で外務省に入省した人物には、佐々江賢一郎（元駐米大使、元外務事務次官）、林景一（元駐英大使）、小田部陽一（元ジュネーブ国際機関政府代表部大使）、吉川元偉（元国連大使）など、多くの著名な外交官がいます。彼らは、それぞれの分野で日本の外交に大きく貢献しています。

その他

目賀田周一郎は、外交官としての豊富な経験と知識を活かし、国際協力や開発援助に関する講演や執筆活動も積極的に行っています。その活動は、国際社会における日本のプレゼンス向上に大きく貢献しています。



主な役職

外務省 中近東アフリカ局事務官
外務省 条約局国際協定課課長補佐、首席事務官
外務省 アジア局南東アジア第一課首席事務官
在カナダ大使館一等書記官
内閣法制局第三部参事官
経済協力局開発協力課長、技術協力課長、政策課長
東京大学大学院医学系研究科講師（国際医療協力）
東京工業大学工学部講師（開発協力論）
外務大臣官房外務参事官（国会担当）
早稲田大学大学院法学研究科講師（開発援助政策論研究）
大臣官房参事官
在中華人民共和国日本国大使館公使（経済担当）
経済協力開発機構（OECD）日本政府代表部公使
中東アフリカ局アフリカ審議官
駐ペルー特命全権大使
駐メキシコ特命全権大使
中央大学法学部教授（国際法学）
ケア・インターナショナルジャパン理事長


外部リンク

* YouTube - 目賀田 周一郎 ペルー大使 2011.2.18（日本記者クラブでの講演）

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