相川春香

相川 春香（あいかわ はるか）

相川春香は1994年4月18日に生まれ、現在日本将棋連盟に所属する女流棋士です。彼女の女流棋士番号は47であり、名棋士の安恵照剛八段の門下生です。東京都杉並区の出身で、将棋に対する情熱と才能で知られています。

棋歴

女流プロになるまで

相川は7歳の頃に父親の影響で将棋を始めました。幼少期から弟と共に吉祥寺の将棋道場に通い、腕を磨いていきます。弟は奨励会に参加しており、その影響で姉も安恵門下に加わりました。2007年には全国中学生選抜将棋選手権大会女子の部で準優勝し、その結果、杉並区から文化栄誉顕彰を受けることになります。

2008年に女流育成会に入会し、翌年からは関東研修会に移行。2010年にはマイナビ女子オープンのチャレンジマッチを通過し、予選に進出しました。

2011年には関東研修会でC1に昇級し、女流棋士3級の資格を取得。これにより、彼女は17歳という若さで女流棋士としての道を歩み始めます。以降、女流3級として活動を開始しますが、最初の1年は成績に苦しみます。

女流3級からの昇進

彼女の女流3級としての2年目には、昇級に手が届きそうで届かない試合が続きますが、2013年にマイナビ女子オープンで優勝したことで女流2級へ昇級します。この昇級によって、将棋界でのさらに大きな活動の扉が開かれました。

女流プロ入り後

2015年には女流名人戦予選で勝利を収め、女流1級へ昇級。その後、4月には女流初段に昇進します。また、2016年には白瀧あゆみ杯で優勝し、その実力を見せつけました。2018年には女流名人戦予選決勝で鈴木環那に勝利し、初めて女流名人リーグに進出。これまでの努力が実を結んでいます。

人物

相川の棋風は振り飛車を使った攻め将棋で知られ、彼女自身は「春ちゃん」という愛称で親しまれています。弟は奨励会の三段リーグで活動していましたが、年齢制限により2022年に退会しました。最近では、マイクロソフトのパソコンスキル資格「Microsoft Office Specialist」を取得し、将棋以外の分野でも努力を続けています。

昇段履歴

• - 2008年10月1日：女流育成会入会（2008年度後期）
• - 2009年4月1日：関東研修会D2に編入
• - 2011年5月8日：関東研修会C1に昇級（女流3級資格）
• - 2011年10月1日：女流3級
• - 2013年8月17日：女流2級
• - 2015年2月24日：女流1級
• - 2015年4月1日：女流初段

相川春香の活躍はまだ始まったばかりであり、将棋界でのさらなる飛躍が期待されています。

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