相本和則

相本 和則（あいもと かずのり）について

相本和則は1949年4月22日、福岡県に生まれた元プロ野球選手で、主に内野手として知られています。彼の野球人生は、高校から社会人、そしてプロに至るまで、数多くの栄光を手にしたものでした。

高校時代

彼は三池工業高校に在学中、1965年の夏の甲子園でチームが初優勝を果たしましたが、当時は1年生であったため出場の機会はありませんでした。彼の高校時代の同級生には猿渡寛茂がいます。この成功は彼の後の野球人生に多大な影響を与えることとなります。

大学時代

高校を卒業後、相本は東海大学に進学。ここで彼は首都大学野球リーグで輝かしい成績を残し、6度の優勝を果たしました。二塁手および一番打者としての役割を全うし、1968年には明治神宮野球大会において、首都大学の代表として出場。決勝戦ではエースの上田二郎とともに、東京六大学野球リーグの代表星野仙一を相手に見事な完封勝利を収め、優勝に貢献しました。

さらに、1969年の第18回全日本大学野球選手権大会でも決勝に進出。上田選手との無失点投手戦の末、9回表に谷口剛の本塁打で勝利し、初優勝を成し遂げました。1970年には第1回明治神宮野球大会においても優勝し、リーグ戦では77試合に出場し、276打数81安打、打率.293、9本塁打、36打点という成績を残しました。これにより、3度ベストナイン（二塁手）に選出されています。

社会人時代

大学卒業後、相本は社会人野球チームのキャタピラー三菱に入団。1972年の東京スポニチ大会では遊撃手として出場、王子製紙苫小牧戦で本塁打を記録するなど注目を集めました。この活躍が評価され、同年のプロ野球ドラフトで東映フライヤーズから3位指名を受け、入団することになります。同じく高校の同級生である猿渡とチームメイトとなり、特に強肩の遊撃手として期待されました。

プロ野球時代

相本は1973年からプロ野球キャリアをスタートさせ、開幕から一軍でプレーすることができました。初出場は1973年4月14日に南海ホークスとの試合で、8回表に遊撃手として登場。その3日後、4月17日にはロッテオリオンズ戦で初先発を果たし、2打数1安打1打点を記録しました。また、初本塁打は1973年9月16日の対近鉄バファローズ戦でのもので、試合は8回表に神部年男からの2ランで決まりました。

しかしながら、その後は怪我に悩まされ、1976年シーズンをもって現役を引退する決断を下しました。相本選手の背番号は、1973年には36、1974年には8、1975年から1976年までは40でした。

総括

相本和則選手は、日本の野球界において高校、大学、社会人、プロと多岐にわたって活躍した選手の一人です。彼の成し遂げた数々の成功は、今でも野球ファンの心に深く刻まれています。

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