相馬樹胤

相馬樹胤（そうま むらたね）

相馬樹胤は、江戸時代後期の大名であり、陸奥相馬中村藩の第10代藩主として知られています。第26代相馬氏の当主でもありました。

生涯

寛政7年（1795年）に、第9代藩主・相馬祥胤の長男として誕生しました。母は側室の於松殿。養母は桜井松平忠告の娘である久美姫。正室は藤井松平忠済の娘である駒です。

寛政10年（1798年）には、徳川家斉に御目見えし、同年12月16日には従五位下讃岐守に叙任されました。享和元年（1801年）に父・祥胤の死去に伴い家督を相続し、同年4月23日には因幡守に遷任しています。

文化10年（1813年）に隠居し、家督を弟である益胤に譲りました。これは、長男である著胤が夭折したためです。文化11年（1814年）には豊前守に遷任しています。天保10年（1839年）にこの世を去りました。

系譜

父：相馬祥胤
母：於松殿（側室）
養母：久美姫（松平忠告の娘）
正室：駒（松平忠済の娘）
側室：於暖方、芳尾

子女

相馬著胤（長男）：母は駒（正室）
室賀正発（次男）：母は於暖方（側室）
根来盛実（三男）
佐竹義祚（五男）：母は芳尾（側室）
朽木丈綱室：母は駒（正室）
伊沢政義正室
戸田光韶正室

養子

* 相馬益胤：実弟

相馬氏について

相馬氏は、下総国相馬郡をルーツとする一族で、平安時代から鎌倉時代にかけて活躍しました。戦国時代には、相馬盛胤が勢力を拡大し、江戸時代には相馬中村藩の藩主として存続しました。

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