真瀬岳

真瀬岳（ませだけ）は、青森県西津軽郡深浦町と秋田県山本郡八峰町にまたがる山で、標高988mです。

概要

真瀬岳は、秋田県八峰町を流れる真瀬川の源流部に位置しています。また、青森県鰺ケ沢町を流れる赤石川（支川滝川）の源流部も真瀬岳の北側にあります。その端正なピラミッド形の山容は、日本海からも容易に確認できるため、古くから漁師たちの寄港の目印として利用されてきました。国道からの眺めも美しく、分岐点からは特にその整ったピラミッド型の姿を望むことができます。山域は秋田白神県立自然公園に含まれており、豊かな自然が保護されています。

登山ルート

一般的な登山ルートでは、橋のない沢を二度渡渉する必要があります。その後、山腹に取り付き、山頂まではジグザグに続く歩道をひたすら登ることになります。標高800m付近まで登ると見晴らしが良くなり、周辺の景色を楽しむことができます。しかし、世界遺産である白神山地遺産地区方面の眺望は、残念ながらあまり開けていません。笹原に覆われた稜線を登りきると、白い標識が設置された山頂に到着します。

周辺情報

真瀬岳は白神山地の南端に位置し、周辺にはブナの原生林が広がっています。登山と合わせて、周辺の自然を満喫するのもおすすめです。また、八峰町には真瀬川渓流沿いに温泉地もあり、登山の疲れを癒すことができます。

注意点

登山道には、一部急な箇所や滑りやすい場所があります。登山靴やトレッキングポールなど、適切な装備を準備しましょう。また、天候が変わりやすい山域のため、事前に天気予報を確認し、雨具などを忘れずに持参するようにしましょう。

参考文献

* 石井光造、『白神山地の山々』、白山書房、1999年

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