矢神駅

矢神駅（やがみえき）は、岡山県新見市哲西町矢田に位置する、西日本旅客鉄道（JR西日本）芸備線の駅です。駅名は、地域の2つの集落、「矢田」と「上神代」が合併した際、それぞれの名前から一文字ずつ取って「矢神村」としたことに由来します。

歴史

1930年（昭和5年）2月10日：鉄道省三神線が備中神代駅 - 矢神駅間で開業した際、終着駅として開設されました。
1930年（昭和5年）11月25日：三神線が当駅から東城駅まで延伸され、途中駅となりました。
1937年（昭和12年）7月1日：三神線が芸備線の一部となり、当駅もその所属となりました。
1972年（昭和47年）9月1日：貨物取扱が廃止されました。
1983年（昭和58年）10月31日：荷物扱いが廃止され、無人駅（簡易委託駅）となりました。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化により、JR西日本の駅となりました。
2006年（平成18年）3月18日：快速列車の停車駅となりました。

駅構造

相対式ホーム2面2線を有する地上駅です。芸備線の岡山支社・岡山県内区間において、列車交換が可能なのは事実上当駅のみとなっています（ただし、伯備線乗入区間の布原駅でも交換可能。また、広島県内の東城駅にも交換施設が残っていますが、現在は片側ホームが閉鎖されており、使用されていません）。駅舎は下りホーム側にあり、上りホームへは構内踏切で連絡しています。ホームは相対式ですが、構内踏切を挟んで千鳥配置となっています。

新見駅が管理する無人駅です。かつては簡易委託駅として、駅前の商店で乗車券（常備券のみ）が販売されていました。

1990年代に入り、駅舎の事務室側が解体され、待合室部分のみが残されました。トイレが設置されています。上りホームにある御衣黄桜は有名で、見頃の時期には多くの人が訪れます。

のりば

のりば番号は自動放送のみで案内されており、駅舎側が2番のりばとして扱われています。

利用状況

1日平均乗車人員は以下の通りです。

(データは省略)

駅周辺

駅周辺には以下の施設があります。

矢神郵便局
きらめき広場・哲西
新見市役所哲西支局
新見市立哲西図書館
道の駅鯉が窪
中国自動車道 哲西バスストップ
国道182号

隣の駅

西日本旅客鉄道（JR西日本）

芸備線
■快速（早朝下り1本のみ運転）
新見駅 → 矢神駅 → 東城駅
■普通
* 市岡駅 - 矢神駅 - 野馳駅

矢神駅は、地域の歴史と自然を感じられる駅として、地元の人々に親しまれています。

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