石坂 勇
石坂勇(いしざか いさむ)氏は、
1962年9月14日生まれの日本の
俳優です。パフォーマンス集団である
THE CONVOY(ザ・コンボイ)のメンバーとして、長年にわたりその活動を牽引しています。親しみを込めて「サム(SAM)」の愛称で呼ばれています。
来歴
石坂氏が演劇の世界に足を踏み入れたのは19歳の時でした。
俳優の
天宮良氏に誘われたことをきっかけに、Tap Tipsに参加。ここでパフォーマンスの基礎を培いました。
そして1986年、彼は
今村ねずみ氏、瀬下尚人氏らと共に、後の主要な活動拠点となるパフォーマンスグループ
THE CONVOYを結成します。結成メンバーの一人として、初期の作品から現在に至るまで、彼は
THE CONVOYの中心的な存在として、数多くの公演に参加し、グループ独自のエンターテイメントスタイル確立に貢献してきました。
主な活動
石坂氏の
俳優活動の中心は、自らが所属する
THE CONVOYが上演する「
THE CONVOY SHOW」です。しかし、それに留まらず、外部の舞台作品にも積極的に出演しています。特に、歴史的な題材を扱った作品や
時代劇への出演が多く見られます。舞台
俳優としての活動に加え、映画やテレビドラマといった映像作品にも出演し、その活動の幅を広げています。
主な出演作品
これまでに石坂勇氏が出演した主な作品には、以下のようなものがあります。
舞台
KABUKU 〜寅の巻〜(2006年) - 主演 寅之助役
MIKOSHI 〜美しい故郷へ〜(2007年)
ミュージカル劇 「RATS」-今村さんの早期退職-(2007年)
幕末侍伝説 CHUJI(2009年)
戦国シェイクスピア第2弾「SHINGEN〜風林火山落日〜」(2010年)
SAZEN(2010年) - 左膳役
ROCK MUSICAL BLEACH(2011年) - 京楽春水役
ルドビコ★vol.7「八犬伝」(2011年)
戦国婆沙羅伝「
石川五右衛門」(2012年)
ミュージカル
忍者じゃじゃ丸くん(2013年) - じじ丸 役
銀河英雄伝説 第三章内乱(2013年) - オフレッサー 役
銀河英雄伝説 第四章 前篇 激突前夜(2013年) -
カール・グスタフ・ケンプ 役
銀河英雄伝説 星々の軌跡(2015年) -
カール・グスタフ・ケンプ 役
Club SLAZY-Another world-(2016年7月、新宿FACE) - X 役
ミュージカル『プリシラ』(2016年12月、日生劇場) - ボブ 役
舞台版『心霊探偵八雲 裁きの塔』(2017年) - 恩田秀介 役
ミュージカル『「また、必ず会おう」と誰もが言った。』(2018年) - 柳下 役
忍び、恋うつつ(2019年) - 藤原貴家 役
ミュージカル「
憂国のモリアーティ」Op.3 -ホワイトチャペルの亡霊-(2021年) - ジャック・レンフィールド 役
うみねこのなく頃に〜Stage of the golden Witch〜(2022年) - 右代宮金蔵 役
SHINE SHOW!(2022年) - 定岡敏律 役
CINEMATIC STAGE『
危いことなら銭になる』(2023年)
FINAL FANTASY BRAVE EXVIUS 幻影戦争 THE STAGE(2024年) - オー 役
NIKKATSU×LEGENDSTAGE CINEMATIC STAGE『東京流れ者』(2024年) - 大塚正人 役
聖剣伝説3 TRIALS of MANA THE STAGE(2025年) - 英雄王 / リチャード 役
テレビドラマ
昨日・悲別で(1984年)
映画
菊次郎の夏(1999年)
影 KAGE 〜愛のために戦え〜(2009年)
石坂勇氏は、
THE CONVOYでの活動を通じて培われた表現力と、幅広い役柄を演じ分ける確かな演技力で、日本のエンターテイメント界において独特の存在感を放っています。今後の更なる活躍が期待されています。(1092文字)