石垣幸大

石垣 幸大のプロ野球人生とその後

プロフィール

石垣 幸大（いしがき こうだい、1996年8月8日生まれ）は、三重県の東員町出身の元プロ野球選手です。ポジションは投手で、右投げ右打ちの選手として知られています。プロ入り時には中日ドラゴンズから育成選手として指名を受けました。

経歴

プロ入り前

石垣は小学3年生のときに地元の稲部スポーツ少年団で軟式野球を始めました。最初は三塁手や外野手としてプレーしていましたが、4年生から投手としてのキャリアをスタートさせました。中学生時代には桑員ブルーナインというチームで活動し、3年生の夏には日本代表として日中の試合に出場する経験もありました。

いなべ総合中学に進学後、1年生から控え投手としてメンバー入りし、2年生の秋にはエースに。その後、県大会では素晴らしいパフォーマンスを見せ、三重戦では完投ながらも惜しくも敗戦。しかし、次の試合では好投を続け、最終的に県大会3位となり東海大会に進出しました。3年生の夏には怪我に悩まされ、甲子園出場のチャンスは得られませんでした。

中日時代

石垣は2014年の育成ドラフトで中日ドラゴンズに指名され、育成選手として契約を結びました。背番号211を背負い、2015年にはJABAベーブルース杯で無安打無失点の好投を記録。ウエスタン・リーグでも登板しましたが、6月以降は投球フォームの崩れにより公式戦から遠ざかってしまいました。

2016年にはウエスタン・リーグへの登板機会がなく、最終的に球団から戦力外通告を受け、自由契約選手となりました。

中日退団後

引退を決意することなく、他球団でのプレーを希望していた石垣は、2016年11月に行われた12球団合同トライアウトに参加。ここではシートバッティング形式での対戦に臨み、印象的な成績を残すものの、再度の契約には至りませんでした。

引退後

現役引退後、石垣は愛知県安城市の自動車部品メーカー・ヒサダに入社し、同社の軟式野球部に所属しました。その後は他の仕事に転職し、現在は名古屋市のダブルエース株式会社で事業統括を担っています。

選手としての特徴

石垣は最速146キロの速球を持つ本格派右腕として評価されていました。彼の持ち球には140キロ前後の直球に加え、縦横2種類のスライダー、そして緩いカーブが存在します。特に「消える」と評判の縦のスライダーと少し変化する直球を武器に、打者から空振りを奪う力を持っていました。

また、石垣は中日で2年先輩にあたる若松駿太選手から可愛がられており、彼を兄貴分のように慕っていました。このような人間関係もあり、若松が戦力外通告を受けた際には、彼に対して励ましのメッセージを送っています。

終わりに

石垣幸大の選手生活は、期待された未来とは異なる展開を迎えましたが、彼の野球に対する情熱は今でも色褪せることなく、引退後のキャリアに生かされています。これからの彼の活躍にも目が離せません。

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