東員町

三重県員弁郡東員町

東員町は、三重県北部に位置する員弁郡に属する町です。1967年に町制を施行し、2003年に員弁郡の他の町が合併して市となる中、唯一、郡に属する町として現在に至ります。

地理

町の中心部を員弁川が東に流れ、北部には標高100m前後のなだらかな丘陵地が広がります。東は桑名市、西はいなべ市、南は四日市市に隣接し、北部は丘陵を介して桑名市多度町と接しています。東西約5km、南北約7.3km、総面積は22.68km²で、名古屋市への通勤圏に含まれる都市近郊の農村地帯です。共働き世帯が多く、核家族の居住形態が目立ちます。

歴史

1954年、大長村、稲部村、神田村が合併し東員村が誕生しました。翌年には、久米村の一部を編入。1967年に町制を施行し、東員町となりました。

行政

現在の町長は水谷俊郎氏です。町議会は14名の議員で構成されています。衆議院議員選挙区は三重県第3区、三重県議会議員選挙区は、いなべ市・員弁郡選挙区（定数2）となっています。

経済

産業

町内には、グレーチング製造の株式会社イズミ、減速機製造のシグマー技研など、様々な企業が本社を構えています。また、ADEKA三重工場、NTN精密樹脂製作所などの工場も立地しています。

郵便局

町内には、東員郵便局（集配局）を含め複数の郵便局が存在します。郵便番号は「511-02xx」で、いなべ市の一部地域と同じです。

商業

主な商業施設としては、イオンモール東員があります。

姉妹都市・提携都市

三重県多気郡宮川村（現・大台[[町]]）と友好親善提携を結んでいます。この提携は、宮川村出身の東員町在住者の仲介により実現しました。

教育

東員町では、胎児期から義務教育終了までを対象とした「16年一貫教育」を推進しており、地域と家庭が連携した教育体制を整えています。

中学校

東員町立東員第一中学校
東員町立東員第二中学校

小学校

東員町立三和小学校
東員町立稲部小学校
東員町立神田小学校
東員町立笹尾西小学校
東員町立笹尾東小学校
東員町立城山小学校

交通

鉄道

三岐鉄道北勢線が町内を走り、東員駅と穴太駅があります。過去には、三岐線の大長駅（現・北勢中央公園口駅）も町内に存在しました。

バス

高速バスは、名古屋と桑名方面を結ぶ路線が運行。一般路線バスの他、コミュニティバス「東員町オレンジバス」も利用できます。

道路

東海環状自動車道東員ICが町内にあり、国道365号、421号をはじめ、複数の県道が整備されています。

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事

観光・レジャー

笹尾中央公園
中部公園
山田溜公園

祭事・催事

大社祭・春の大祭（上げ馬神事・流鏑馬）：4月第一土曜日と翌日（猪名部神社）
六把野獅子舞
東員町まちづくりふれあいフェスティバル（現在は開催されていません）
町音楽祭：2月中旬
スプリングウインドコンサート：4月中旬または下旬
東員「日本の第九」演奏会：12月23日
石取祭：7～8月（六把野・穴太・山田・瀬古泉・鳥取・大木・八幡・南大社地区）

スポーツ施設

東員町スポーツ公園
東員[[町スポーツ公園陸上競技場]]

名産・特産品

やぶさめ最中
やしろ豆
梅幸あられ

著名な出身者

政治家・経済人

江草重忠（有斐閣二代目店主）
木村誓太郎（三重県会議長、貴族院議員、衆議院議員）
木村秀興（衆議院議員、木村誓太郎の子）
木村俊夫（外務大臣、木村秀興の子）
種村均（中日本[[高速道路]]会長、ノリタケカンパニーリミテド社長）
土井藤右衛門（会社役員）

芸能・文化人

加藤てつお（作詞家・作曲家）
松本幸四郎 (7代目)（歌舞伎役者）

スポーツ選手

星野智樹（プロ野球投手）
石垣幸大（プロ野球選手）
中谷潤人（プロボクサー）

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