石山泰稚

石山 泰稚: プロ野球選手の軌跡

基本情報

石山泰稚（いしやま たいち）は、1988年9月1日生まれで、秋田県秋田市出身のプロ野球投手です。彼は右投右打で、現在東京ヤクルトスワローズに所属しています。

野球の始まり

彼の野球キャリアは、秋田市の旭北小学校4年生の時に始まりました。高校は金足農業高校に通い、3年生の夏には秋田大会準々決勝で、後にプロでチームメイトとなる菊沢竜佑率いる秋田高校に0-2で敗れ、甲子園出場の夢は叶いませんでした。

大学時代

卒業後、東北福祉大学に進学し、大学野球部での活動をスタート。大学1年生の秋から公式戦に登板し、2年と3年時には全日本大学野球選手権大会に出場。プロ入りを目指してプロ志望届を提出するも、指名漏れとなりますが、同期には阿部俊人がいます。

社会人野球での経験

大学卒業後は、ヤマハに入団し、1年目から公式戦に出場。第82回都市対抗野球大会では強豪JR東日本に挑むも、2点を失い敗退。2年目の都市対抗では先発として登板しましたが、チームは初戦で敗れました。

プロ野球入り

2012年10月25日のプロ野球ドラフトでは、東京ヤクルトスワローズに1位指名され、契約金1億円と年俸1500万円で入団が決まりました。背番号は12です。

ヤクルトでの活躍

2013年、初年度はオープン戦で調整し、チーム事情により中継ぎとして定着。60試合に登板し、3勝3敗、21ホールド、10セーブの成績を収めました。翌年からは先発投手としても起用されることが増え、徐々に成績が向上。

2015年には初の開幕ローテーションを掴み、月間防御率トップを記録。クライマックスシリーズや日本シリーズでの活躍も顕著でした。特に2018年にはシーズンの安定した成績により、リーグ2位のセーブを記録し、最優秀中継ぎとして表彰されました。その年には、球団初の交流戦最高勝率にも貢献しました。

成績と成長

石山選手は2020年以降もチームの守護神として活躍し、防御率2.01や20セーブを達成。2021年には、オリックスとの日本シリーズでの好投も見られ、チームの優勝に貢献しました。2023年には50試合に登板したものの、成績が不安定だったため、今後の復活が期待されています。

選手としての特徴

石山選手のピッチングスタイルはスリークォーターからのストレートが特徴で、平均球速144km/h、最速153km/hを誇ります。ストレートに加えて、多彩な変化球も操ります。

プライベート

小学校時代には少林寺拳法の団体戦で全国優勝を果たした経験も持ちます。2013年に結婚し、2015年には長男が誕生しました。さらに、地元秋田での野球指導にも積極的に参加しています。

終わりに

石山泰稚選手は、若い頃からの努力と経験によりプロ野球界で成長を続ける個性豊かな投手です。今後の活躍にも期待が寄せられています。

もう一度検索