石崎剛

石崎 剛 (いしざき つよし)

石崎剛は、1990年9月9日に茨城県古河市で生まれた元プロ野球選手です。ポジションは投手で、特に速球が武器として知られています。彼は古河市立諸川小学校で野球を始め、その後は三和北中学校で軟式野球を楽しみました。高校は茨城県立三和高等学校に進学し、2年生から注目される存在となりますが、全国大会で目立った成績を残すことはありませんでした。

プロ入り前の環境と成長

高校卒業後、彼は住友金属鹿島に入社し社会人野球の道へ進みます。ここで彼は腰痛に悩まされ、投球フォームをオーバースローからスリークォーターに変更し、その結果としてストレートの球速が145km/hから151km/hに向上しました。新日鐵住金鹿島に名前が変わった後、彼はエースの座に上り詰め、都市対抗野球大会で補強選手として出場し、無失点を記録する活躍を見せました。

阪神タイガース時代

2014年のNPBドラフトで阪神タイガースから指名を受け、契約金7,000万円と年俸1,200万円で入団しました。彼は2015年に公式戦デビューを果たし、当初は先発として調整していましたが、最終的には救援要員として活躍します。特に2017年には一軍での登板が増え、防御率1.17という成績を収め、初勝利も記録しました。また、アジア プロ野球チャンピオンシップに日本代表として参加し、高評価を得ました。

ロッテ時代とその後

2019年には千葉ロッテマリーンズにトレードされ、背番号58を受け継ぎます。しかし、規模の小さな登板に留まりました。2021年は二軍の成績は良好だったものの、一軍には登板できず、ついには戦力外通告を受けました。2023年からは東葛飾ボーイズで投手コーチとして新たな道を歩んでいます。

選手としての特徴

石崎はサイドスロー気味の投球フォームから155km/hの速球を投げ込む力強いピッチャーで、そのストレートは「石直球」と称されました。変化球の制球に課題を抱えながらも、野球を通じた経験に加え、左手でもボールを投げることができる特異な能力も持っています。高校時代は左右の投球を交えたトレーニングを行っており、その独特のスタイルが今後も注目されるでしょう。

人物

彼の憧れの投手は藤川球児で、オフシーズンには藤川が主宰するトレーニングに参加し続けています。私生活では、3歳年下の一般女性と交際し、2017年に婚姻届を提出しました。

まとめ

石崎剛は、多彩な才能と努力によってプロ野球選手としての道を歩んできました。実績を残しつつ、今後は若い選手たちの指導に従事することで、更なる成長と貢献が期待されます。

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