石川奈青

石川 奈青（いしかわ なお）のプロレスキャリア

石川奈青は1994年5月4日に生まれた日本の女子プロレスラーで、身長158cm、体重56kg。彼女は、プロレスの世界において多くの試練を経て成長し、魅力的なキャリアを築いてきました。

来歴

石川はアイスリボンが主催するプロレスサークルに参加したことがきっかけで、同団体に入門します。彼女のプロレスデビューは2019年9月14日に横浜文化体育館で予定されていましたが、健康上の問題からデビューは延期せざるを得ませんでした。実は、医師の診断を受けた結果、脳脊髄液減少症と診断されたことが原因でした。

その後、2020年1月から練習を再開し、再度5月4日のデビューを目指しました。しかし、当時流行していた新型コロナウイルスの影響により大会は延期され、最終的には無観客の生配信イベントでデビュー戦を行いました。彼女は鈴季すずとパートナーを組み、藤本つかさ&つくし組と対戦しました。

デビュー後も多くの試練が待ち構えていました。2020年8月に発覚した大きな卵巣嚢腫のため手術を受け、しばらく試合を欠場しました。手術後、彼女は再びリングに戻り、自身が出場予定だった試合でリングアナを務めるなど、プロレスへの情熱を持ち続けました。

アイドル活動

2022年、石川は網倉理奈、神姫楽ミサと共にアイドルユニット「KISSmetPRINCESS」を結成し、5月には向けてCDデビューを果たしました。しかしながら、同年12月にユニットは無期限の活動停止に追い込まれます。

スターダムへの挑戦と退団

2023年に入ると、石川はアイスリボンを退団します。理由としては上層部への不信感が挙げられ、最後の試合となった「アイスリボン1268」後には、新たな挑戦への決意を固めました。4月にはスターダムのイベントへ登場し、本物の中野たむと対戦。しかしその試合では劣勢のまま敗北を喫し、その後の参戦は行われなかったものの、試合後には中野から共闘の提案を受けるなどの展開がありました。

9月にはプロミネンスに参加し、世羅りさとのハードコアマッチを行い、敗北を喫しつつも明るい表情を見せました。2024年の新団体「マリーゴールド」への所属も発表され、注目を集めている彼女の活躍が期待されます。

得意技とパフォーマンス

石川の得意技には、「N.A.O」や「タチアガール」、「ジャーマンスープレックス・ホールド」などがあります。「N.A.O」はファイヤーマンズキャリーからのシットダウンパワーボムであり、パワーとテクニックが融合した魅力的な技です。彼女の試合では、迫力のある動きと感情豊かなパフォーマンスが観客を惹きつけています。

プロレス界での存在感

彼女はラジオの交通情報アナウンスなども行っていましたが、2022年1月にプロレス専念を発表し、リングの上での活動に専念しています。今後の彼女のさらなる成長と挑戦に注目が集まります。彼女のキャリアは、困難を克服しながらも夢を追い続ける姿勢を象徴しており、多くのファンに勇気を与えています。

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