藤本つかさ

藤本つかさ：リングに咲く、ひまわりのようなプロレスラー

藤本つかさ（ふじもと つかさ、1983年7月30日 - ）は、宮城県利府町出身の女子プロレスラー、そして女優です。アイスリボンの取締役選手代表を務め、リング内外で多岐にわたる活動を展開しています。

プロレスラーになるまで

元々は芸能人女子フットサルチーム「南葛シューターズ」のゴレイロとして活躍していました。転機は2008年、映画出演をきっかけにプロレスラーとしての道へ進むことになります。アイスリボンでさくらえみ代表の指導を受け、同年8月にデビュー。赤城はるなとのデビュー戦を勝利で飾り、その後はアイスリボンを中心に、他団体にも積極的に参戦しました。

アイスリボンの中心選手として

2010年には、さくらえみをわずか6秒で破り、団体最短記録を樹立。SUPER ICE-CUP優勝、ICE×60王座戴冠と、目覚ましい活躍を見せました。その後もトライアングルリボン王座、インターナショナル・リボンタッグ王座など数々のタイトルを獲得し、団体初の3冠王者にも輝いています。

2011年には東日本大震災の被災地キャラバンを主催するなど、社会貢献活動にも積極的に取り組みました。また、海外のプロレス団体にも参戦し、国際的な経験を積んでいます。

2012年には、REINA世界タッグ王座を獲得、DDTプロレスリングではアイアンマンヘビーメタル級王座を獲得するなど、その活躍の場を広げました。プロレスリングWAVEにもレギュラー参戦し、新たな一面を見せています。

2018年には、東京スポーツ新聞社制定「プロレス大賞」の女子プロレス大賞を受賞。アイスリボンの選手としては、2009年のさくらえみ以来の受賞となりました。

近年の活躍と復帰

2022年5月、春輝つくしの引退試合をもって選手活動を休業。その後、出産を経て、2024年4月に期間限定で復帰しました。復帰の理由には、中島安里紗の引退ロードを支えるという目的がありました。

復帰後もスターダムに参戦するなど、精力的に活動。しかし、IWGP女子王座に挑戦した際に右肘を負傷し、再び欠場を余儀なくされます。怪我を乗り越え、同年7月に復帰を果たしました。

プレイスタイルと得意技

藤本つかさは、その高い運動能力とセンスを活かしたファイトスタイルが特徴です。得意技は、豊田真奈美から継承したジャパニーズ・オーシャン・サイクロン・スープレックス・ホールド、リングのコーナーを使った三角跳び式延髄斬りのビーナスシュートなどがあります。

人柄

愛称は「つっか」。明るく元気な性格で、多くのファンから愛されています。プロレスラーとしての活動だけでなく、女優やタレントとしても活躍する多才な人物です。また、社会貢献活動にも熱心で、被災地支援などにも積極的に取り組んでいます。

タイトル歴

ICE×∞王座：第5代、第11代、第13代、第18代、第23代、第28代、第32代
トライアングルリボン王座：第5代、第6代、第25代、第31代
インターナショナルリボンタッグ王座：第13代、第23代、第25代、第28代、第37代、第48代、第52代
REINA世界タッグ王座：第4代
* WAVE認定タッグ王座：第4代

今後の展望

アイスリボンの中心選手として、またプロレス界を盛り上げる存在として、今後の活躍が期待されます。怪我からの完全復活、そして更なる高みを目指し、藤本つかさの挑戦は続きます。

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