石本康隆

石本 康隆（いしもと やすたか）について

石本康隆は1981年10月10日生まれの元プロボクサーで、香川県高松市出身です。彼は、WBOインナーナショナルスーパーバンタム級の王者であり、第39代日本スーパーバンタム級王者でもあります。ボクシングキャリアの大部分を帝拳ボクシングジムで築いた彼は、多くの試合を通じてその実力を証明しました。

来歴

石本は中学2年生の時にボクシングを始め、20歳になった時に東京に上京し、著名な帝拳ジムに入門しました。彼のプロボクシングデビューは2002年11月16日、スーパーフライ級で、4回判定勝ちを収めました。

デビューから数年後の2005年には、第62回東日本新人王トーナメントのスーパーフライ級部門で決勝に進出しましたが、杉田純一郎に判定で敗れ準優勝となりました。2010年には、東日本ボクシング協会から月間新鋭賞を授与され、その後も活躍を続けました。

2011年には最強後楽園で優勝し、さらに技能賞も獲得しましたが、2012年には日本スーパーバンタム級王者の芹江匡晋に敗れ、王座獲得には失敗しました。

しかし、2013年にはザ・ベネチアン・マカオで元WBO世界スーパーバンタム級王者ウィルフレド・バスケス・ジュニアに勝利し、王座を奪取。続く9月の試合でも勝利し、東日本ボクシング協会の月間MVPにも選出されました。

2014年にはIBF世界スーパーバンタム級挑戦者決定戦で敗北し、また日本スーパーバンタム級王座決定戦でも判定負け。これらの試合では王座獲得のチャンスを逃しました。

2015年には再起を目指し、数試合で勝利を収め、そして12月には日本スーパーバンタム級王座決定戦で勝利し、念願の王座を獲得しました。さらに、2016年に行われた試合では初防衛にも成功しましたが、同年2月に行われた後楽園ホールでの試合で防衛に失敗し、王座から陥落しました。

再起を目指す石本は2017年に何度も試合を重ね、最強挑戦者決定戦で勝利を収めましたが、12月に眼窩底骨折を負ったことで、チャンピオンカーニバルへの出場を辞退することとなります。2018年1月17日には、彼自身のブログで引退を宣言しました。

人物

石本は少年時代にはサッカー部と卓球部に所属していました。特に卓球部では、元DEEPバンタム級王者の前田吉朗と同じ学年で汗を流した経験があり、今でも互いの試合を観戦し合うなど親しい関係を築いています。また、彼の入場曲には、バンドHi-STANDARDの「brand new sunset」を愛用しており、これは彼とその仲間との思い出を象徴する曲でもあります。

戦績と獲得タイトル

プロボクシングの戦績は40戦31勝（9KO）、9敗であり、主な獲得タイトルにはWBOインターナショナルスーパーバンタム級王座および第39代日本スーパーバンタム級王座が含まれます。

石本康隆のボクシングキャリアは数々の試合を通じて多くのファンに支持され、多大な影響を与えてきました。彼の足跡はボクシング界において重要な位置を占めています。

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