石田好伸

石田 好伸

石田 好伸（いしだ よしのぶ）は、1959年（昭和34年）1月1日生まれの日本のフリーアナウンサーです。かつては、RSK山陽放送に所属するアナウンサーとして活躍しました。

幼少期から学生時代

広島県因島市（現在の尾道市）に生まれ、因島市立三庄小学校、中学校、そして広島県立因島高校で学びました。その後、岡山大学法文学部へと進学します。大学生時代には、RSK山陽放送でアシスタントディレクターのアルバイトを経験し、放送業界との接点を持つことになります。また、当時人気を博したテレビ番組、関西テレビの『パンチDEデート』や朝日放送の『ラブアタック!』に出場した経験も持ち合わせています。血液型はA型、星座はやぎ座です。

RSKアナウンサーとしての歩み

大学卒業後、RSK山陽放送に入社。長きにわたり、テレビのニュースキャスターやラジオのワイド番組のパーソナリティとして、地域に根差した放送活動を展開しました。その活動は多岐にわたり、ドキュメンタリー番組のナレーションや、各種シンポジウムの司会なども数多く担当しています。

大きな実績としては、2005年に開催された岡山国体、そして2010年の国民文化祭・おかやま2010において、それぞれの閉会式の司会を務めたことが挙げられます。また、2015年にスタートした「おかやまマラソン」では、初回から現在に至るまで、スタートセレモニーから表彰式までの全体的なMCを担当しています。

受賞歴と社内での要職

特にドキュメンタリーナレーションの分野では高い評価を得ています。自身がナレーションを担当したRSK地域スペシャル・メッセージの「島の命を見つめて」は、2016年から2017年にかけて、「地方の時代」映像祭グランプリ、文化庁芸術祭賞、民間放送連盟賞、JNN・JRNアノンシスト賞など、数多くの権威ある賞を受賞しました。

JNN・JRN系列のアナウンサーを対象とするアノンシスト賞においては、これまでに計8回の受賞を数えます。中でも、2017年度の第43回アノンシスト賞では、ラジオ番組『朝耳らじお』でのフリートークが評価され、ラジオフリートーク部門の最優秀賞に輝きました。これは、前年度まで2年連続でテレビ読み・ナレーション部門で優秀賞を受賞していたことに続く栄誉でした。

RSK山陽放送社内においても重要な役職を歴任しています。元アナウンサーとして四国支社長に就任したのは、小野馥氏、永野孜氏に次いで3人目。執行役員に就任したのも、島田博氏に次いで2人目となるなど、アナウンサー職以外の分野でも手腕を発揮しました。2021年1月には、アナウンス部門の再編に伴い新設されたアナウンス室（局相当）の室長に就任。アナウンス部署のトップへの再任という点では、小野馥氏に続く2人目となります。

担当番組

RSKアナウンサー時代には、多種多様な番組を担当しました。主なものを以下に列挙します。

RSK退職時の主な担当番組（2023年3月時点）

テレビ
RSK地域スペシャル　メッセージ
石田好伸です　社長!元気いただきます!!
天神nine9分寄席（ナレーション）
ラジオ
天神ワイド朝 水曜日

RSKアナウンサー時代の主な過去の担当番組

ラジオ
土曜はゴロゴロ
土曜ジャンボ!
ベストヒットRSK
サンデーベスト
コロムビアヒットアルバム
RSK歌謡ベスト20
青春キャンパス （キャンパスリーダー）
わくわくワイド
おはようネットワーク
石田好伸の通勤ラジオ絶好調!（2006年4月 - 2008年3月）
中四国ライブネット
おかやま 朝まるステーション1494（月-水曜 2008年4月 - 2013年9月）
おかやま 朝まるステーション昼またぎ（月-水曜）
せとうち企業セレクション2017（2015年4月 - 2019年3月）
朝耳らじお（2017年4月 - 2019年3月）
テレビ
山陽TVニュース
RSK特集
VOICE21（緊急報道時）
南海地震特番「迫る巨大地震～M8.4の恐怖～」（2002年12月）
わくわくせとらんど
ザ・ベストテン（RSK追っかけマン）
イブニングDonDon（金曜ニュース）
山陽TVイブニングニュース（1989年3月 - 2006年3月）
RSK地域スペシャル メッセージ（2012年4月 - 2019年3月）
ごじまる（水曜 2019年7月 - 2019年9月）
情報マルシェ 3時のおやつ（水曜 2019年10月 - 2020年3月）
* RSKイブニングニュース（2021年1月 - 2023年3月）

フリーアナウンサーとして

RSK山陽放送を退職後、フリーアナウンサーとしての活動を開始しました。現在はテレビ番組『石田好伸の就活おたすけマン 情熱リーダーズ』などを担当し、これまでの豊富な経験を活かして活躍を続けています。長年のキャリアで培われた安定感と信頼性は、フリー転向後も多くの場で求められています。

RSK公式サイト内のプロフィールページなどでもその経歴が紹介されており、地域放送における功労者の一人として、その名は広く知られています。

もう一度検索