石田昌宏

石田 昌宏について

石田 昌宏（いしだ まさひろ）は、1967年に奈良県大和郡市で生まれた日本の政治家であり、自由民主党の参議院議員として二期目を務めています。彼は日本初の男性看護師の国会議員であり、看護界でのキャリアを通じて、厚生労働政策に関わってきました。

経歴

1986年に甲陽学院高等学校を卒業後、1990年に東京大学医学部保健学科を卒業、看護師・保健師の資格を取得しました。在学中は応援部に所属し、運動会の寮委員を務めるなど、リーダーシップを発揮しました。卒業後は聖路加国際病院や東京武蔵野病院で看護師として勤務し、医療現場での経験を積みました。その後、衆議院議員の外口玉子の公設秘書として政治の世界に足を踏み入れます。

1995年からは社団法人日本看護協会に勤務し、2002年からは日本看護連盟において男性初の常任幹事および幹事長を歴任しました。この間、選挙戦において候補者を支援し、また看護に関する教育・研修の場を提供するための動きを展開しました。2012年には看護連盟の組織代表に選ばれ、同年12月には自由民主党東京都参議院比例区の支部長に就任しました。

2013年、第23回参議院議員通常選挙において比例区から初当選し、参議院議員となりました。

政策・主張

彼は集団的自衛権の行使容認には反対しており、首相や閣僚の靖国神社参拝も否定的です。憲法9条の改正には賛成し、自衛隊を明記すべきとの立場を取っています。また、受動[[喫煙]]防止の観点から、飲食店などの建物内は原則禁煙とする改正健康増進法について、「可能な限り全国禁煙を目指し、その間は猶予期限を設けるべき」と提案しています。

看護においてデジタル技術の導入が進められる中、石田氏はその業務効率化に加え、「ケアの質向上」という視点が重要であると強調しています。機械を活用することにより、看護師が集中して患者に向き合う時間を増やすことができ、エラーを減らし、是非とも、質の高い看護を実現するべきだと語っています。さらに、デジタル化だけでなく、教育や体制の整備が必要と考えています。

人物

彼は男性看護師として初めて国会に議席を持つ人物であり、その背景を活かして看護界の問題解決に取り組んでいます。趣味は金魚の飼育や神社巡りで、特に金魚の品評会に参加するほどの腕前です。学生時代は分子生物学者を目指していた経験もあります。石田氏はすべての政策実現において財政の裏付けが必要であるとし、財政金融についても注力しています。科学技術の進歩も推奨し、そのさらなる発展を訴えています。

主な役職

参議院では、厚生労働委員会の委員長および沖縄及び北方問題に関する特別委員会の委員を務めています。また、自由民主党では財務金融部会の副部会長や、看護問題小委員会の副委員長など様々な役割を担っています。議員連盟にも所属し、看護問題対策議員連盟や慢性腎臓病対策を推進する議員連盟において重要な役割を果たしています。

彼の活動には多様な分野での貢献が見られ、今後も看護や医療の発展に向けての重要な声となることが期待されています。

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