研ナオコ スペシャルベスト

研ナオコの12枚目のベストアルバム『研ナオコ スペシャルベスト』は、1992年9月18日にポニーキャニオンから発売されました。このアルバムは、研ナオコ自身が歌ってきた数多くの楽曲の中から、特に評価が高かったり、彼女自身が特に気に入っている作品を選りすぐって収録した、まさにスペシャルな一枚となっています。

収録曲は、谷村新司が作詞作曲を手掛けた情感豊かな「悲しい女」から始まり、小椋佳の叙情的な世界観が光る「泣かせて」、桑田佳祐による切ない夏の恋を描いた「夏をあきらめて」など、バラエティ豊かな楽曲が並びます。中島みゆきの作品も多数収録されており、ドラマチックな「あばよ」、孤独と哀愁が漂う「窓ガラス」、そして研ナオコの代表曲の一つである「かもめはかもめ」など、彼女の歌唱表現力の幅広さを堪能できます。

阿木燿子と宇崎竜童のコンビによる都会的な「Tokyo見返り美人」、田原俊彦とのデュエットで話題を呼んだ「夏ざかり、ほの字組」といったポップな楽曲も収録されており、アルバム全体のバランスが良いのが特徴です。また、福島邦子の作詞作曲による「ボサノバ」、吉田拓郎が作曲を手掛けた「六本木レイン」、中島みゆき作詞作曲の「ひとりぽっちで踊らせて」、Shiro Seino作曲、三浦徳子訳詞の「話がちがうじゃない」など、様々なジャンルの楽曲が収録されています。

『CDジャーナル』のレビューでは、「バラエティ番組で見ることが多かった彼女だけど、こうしてあらためて聴いてみると、シンガーとしての表現力の深さをシミジミ感じる」と評されており、研ナオコのシンガーとしての魅力を再発見できるアルバムとして評価されています。彼女の歌声を通して、様々な愛の形や人生の機微を感じ取ることができるでしょう。

収録曲

1. 悲しい女
2. 泣かせて
3. 夏をあきらめて
4. あばよ
5. Tokyo見返り美人
6. 夏ざかり、ほの字組（Toshi & Naoko。田原俊彦とのデュエット）
7. ボサノバ
8. 窓ガラス
9. かもめはかもめ
10. 六本木レイン
11. ひとりぽっちで踊らせて
12. 話がちがうじゃない

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