砥平駅

砥平駅の概要

砥平駅（チピョンえき）は、韓国の京畿道楊平郡砥平面に位置している、韓国鉄道公社（KORAIL）が運営する駅です。この駅には、名目上は中央線のみの路線名がありますが、KTX、ITX-セマウル、ムグンファ号が停車し、さらに広域電鉄の京義・中央線の電車も運行されています。京義・中央線の路線番号は「K138」で、ソウル方面からはこの駅までの運行となっています。

歴史

砥平駅の歴史は1940年4月1日に始まります。当初は朝鮮総督府鉄道の普通駅として開業されました。その後1950年6月30日には朝鮮戦争による戦災で駅舎が焼失しましたが、1959年に新しい駅舎が建設されました。

さらに、2005年1月1日には鉄道庁の改組により、現在の韓国鉄道公社（KORAIL）の駅となりました。2008年には新駅舎に移転し、旧駅舎は撤去されました。2012年9月25日には新たな駅舎が供用開始され、同年12月1日には貨物取り扱いが中止されています。

2017年1月21日には、首都圏電鉄京義・中央線が隣駅の龍門から砥平駅まで延伸し、1日4往復の運行が行われています。

駅構造

砥平駅は地上にあり、島式ホームを2面4線持つ構造です。駅舎の1階には信号制御所や機械室が設置され、2階にはコンコースと旅客施設、事務室も完備されています。

利用状況

2012年11月時点では、1日あたり13往復の旅客列車が停車しています。砥平面は地域の中心地ですが、全体の人口が約6000人と少なく、近くの日新駅にも利用客が分散しているため、実際の乗車客数は1日約50から60人程度にとどまっています。

貨物輸送

砥平駅は近隣の軍部隊の車両や装備を扱っており、これらが主な収入源となっています。兵力と貨物を同時に輸送することもしばしばあり、混合列車の運行も行われています。

駅周辺の施設

砥平駅周辺には、朝鮮戦争の重要な戦闘が行われた砥平里戦闘の跡地があり、多くの軍部隊が駐屯しています。また、この地域は砥平面の中心地でもあります。

周辺には以下の施設も存在します:

• - 砥平里戦闘戦跡碑
• - 砥平郵便局
• - 砥平高等学校
• - 砥平中学校
• - 砥平初等学校
• - 砥平面役所
• - 砥平郷校
• - 7913部隊

隣接駅

• - 中央線

- 龍門駅 - 砥平駅 - 石仏駅

• - 京義・中央線

- 龍門駅(K137) - 砥平駅(K138)

まとめ

砥平駅は、歴史的背景を持ち、現在も地域の交通の要所としての役割を果たしています。周囲には軍事施設が多く存在し、旅客・貨物の取り扱いを通じて地域の発展に寄与しています。

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