碁石ヶ峰

碁石ヶ峰(ごいしがみね)



碁石ヶ峰は、石川県羽咋市鹿島郡中能登町、富山県氷見市にまたがる標高461.1mの山で、宝達丘陵に位置する独立峰です。石川県側には鹿島青少年自然の家があり、夏場には多くの子どもたちが自然体験に訪れます。山頂からの眺望は素晴らしく、360度見渡せるパノラマが広がります。特に天気の良い日には、遠く北アルプスの立山連峰を望むこともできます。

概要



碁石ヶ峰は、その名の通り、山頂付近に碁石を並べたような岩があることが由来とされています。山頂は羽咋市、中能登町、氷見市の境界が交わる地点でもあります。石川県側は、鹿島青少年自然の家をはじめ、原山大池、オリエンテーリングコースなど、様々なレジャー施設が整備されており、夏には小中学生や家族連れで賑わいます。麓にある原山大池(通称:大池)は、周囲777mの美しい池で、キャンプ、ボート、釣りなどを楽しむことができます。また、地元では「あいの風」と呼ばれる強風が吹くことでも知られており、かつては山頂近くに風力発電所が設置されていました(2017年3月31日廃止)。

登山



碁石ヶ峰へは、石川県道・富山県道304号鹿西氷見線から分岐する道路を利用することで、ほぼ山頂直下まで車でアクセスできます。そのため、比較的気軽に登山を楽しむことが可能です。登山道は整備されており、初心者でも安心して登ることができます。

自然



山頂からの眺めは、四季折々の美しい景色が楽しめます。春には新緑が美しく、夏には緑豊かな山々の姿が爽やかです。秋には紅葉が山を彩り、冬には雪化粧をした姿が見られます。また、山には多くの動植物が生息しており、自然観察を楽しむこともできます。

周辺情報



碁石ヶ峰の周辺には、能登半島をはじめとする観光名所が数多くあります。登山と合わせて、周辺の観光地を訪れるのもおすすめです。

参考文献



富山県山名録』 桂書房
富山の百山』 北日本新聞社

関連項目



* 能登半島

その他



碁石ヶ峰は、石川県において碁石ヶ峰県立自然公園に指定されており、また、富山県登山連盟からは「富山の百山」の一つに数えられています。地域の人々にとって、自然と触れ合える大切な場所として親しまれています。

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