碇ヶ関村

青森県南津軽郡に位置していた碇ヶ関村は、2006年に平賀町、尾上町と合併し平川市となりました。村としての歴史は幕を閉じましたが、「碇ヶ関」の名は平川市碇ヶ関として今も地名に残っています。

地理

碇ヶ関村は、青森県の内陸部南端に位置し、馬糞森山や倉ノ沢山などの山々に囲まれ、平川が流れる自然豊かな場所でした。大鰐町、平賀町、大館市、小坂町に隣接していました。

歴史

羽州街道沿いの村として、江戸時代には弘前藩が関所を設けていました。この関所は、交通の要所として重要な役割を果たしました。

1889年（明治22年）4月1日：碇ヶ関村、古懸村、久吉村が合併し、村制を施行。
2006年（平成18年）1月1日：平賀町、尾上町と合併して平川市となり、碇ヶ関村は消滅。

交通

合併前は、鉄道とバス、道路が整備されていました。

鉄道路線：JR奥羽本線が通り、津軽湯の沢駅と碇ケ関駅がありました。
バス路線：弘南バスが弘前と碇ヶ関を結び、高速バス「あすなろ号」が青森と盛岡を結んでいました。碇ヶ関IC前のバス停も利用されていました。
道路：東北自動車道の碇ヶ関ICがあり、国道7号、国道282号、青森県道202号碇ケ関大鰐停車場線、青森県道237号碇ケ関停車場線が通っていました。

名所・旧跡・観光スポット

碇ヶ関御関所：かつて弘前藩が設けていた関所を再現したもので、関所祭も行われます。
碇ヶ関温泉郷：秋元温泉、相乗温泉、久吉温泉など、温泉が湧き出ています。
道の駅いかりがせき（津軽関の庄）：地域の特産品などを販売しています。
たけのこの里：タケノコが特産品です。

関連項目

青森県の廃止市町村一覧

碇ヶ関村は、その歴史と豊かな自然、温泉、交通の便の良さから、多くの人々にとって魅力的な場所でした。平川市の一部となった今も、その魅力は失われることなく、地域に息づいています。

もう一度検索