神奈川大学附属中・高等学校

神奈川大学附属中・高等学校

神奈川大学附属中・高等学校（かながわだいがくふぞくちゅう・こうとうがっこう、Kanagawa University High School、Kanagawa University Junior & Senior High School）は、神奈川県横浜市緑区台村町に位置する私立学校であり、その略称は主に「神大附属」や「KUHS」と呼ばれています。法人としては神奈川大学の附属校でありながら、進学校としての役割を強く果たしています。

概要

本校は完全中高一貫校であり、通常の高校募集（転入学を除く）は行っていません。1985年の開校以来、特に進学実績向上に注力してきました。また、1988年に男女共学に移行し、すべての授業が男女共修となっています。ICTを活用した教育にも早くから取り組み、1989年にはコンピュータ教室を設置し、現在の教育におけるICTの先駆けとも言える取り組みが行われています。

歴史

1965年に現校地となる土地が取得され、その後の教育法人の発展を背景に1976年に附属学校設置調査委員会が発足しました。その結果、1984年に公式に学校設置計画書が提出され、1985年に初代校長の大澤清克のもとで開校しました。開校後数年間は進学実績の低迷がありましたが、1990年代の教育方針の見直しを経て、教育課程が再構築され、進学実績の向上を図ることになりました。

1994年には教育方針として「情報教育」「理数系教育」「英語教育」に重きを置く方向性が明確化しました。この頃からクラブ活動や文化祭も充実し、地域への貢献も重視されるようになりました。

教育理念

本校の教育理念は「質実剛健・積極進取・中正堅実」とし、生涯教育を意識したカリキュラムが特徴です. 幸いにも2023年現在、神奈川大学附属中・高等学校はICT教育に積極的で、生徒の個別化・個性化を尊重した教育を推進しています。また、情報化社会や国際化に対応した教育を行うことで、生徒に多様な視野を提供しています。教育目標には、基礎学力の強化や人間性を育むことが含まれています。

現代の取り組み

具体的には、全生徒がタブレットPCを利用する環境が整備され、授業では電子黒板を主力とし、学習内容の希薄化を防ぐだけでなく、オンライン授業への対応もスムーズになりました。さらに、全校生徒が必携のタブレットPCで課題の配布や連絡の確認を行う仕組みが整えられています。

部活動と文化

課外活動においては、運動部と文化部の双方に力を入れており、多数の部活動が行われています。特に神大は、演劇部や音楽部が全国大会での受賞歴も持つなど、文化活動も盛んです。また、「くすのき祭」として知られる学校祭は地域住民との交流の場ともなっており、毎年多くの人々が訪れます。

最後に

本校は神奈川県内でも特に進学実績が高く、名門大学への進学者も多く輩出しています。このように、神奈川大学附属中・高等学校は伝統を重んじつつも、時代に合わせた教育を進めているといえるでしょう。

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