神奈川県立秦野戸川公園

神奈川県立秦野戸川公園

神奈川県立秦野戸川公園は、神奈川県秦野市に位置する広大な都市公園（広域公園）です。総面積は約36.1ヘクタールを誇り、雄大な表丹沢の山並みと秦野盆地の豊かな自然に囲まれています。園内の中心を流れるのは、丹沢の山々から湧き出す清らかな水無川です。

この公園は、雄大な表丹沢への登山の起点としても広く利用されており、多くの登山客で賑わいます。また、水無川沿いに広がる園内には様々な施設が整備されており、市民の憩いの場、レクリエーションの場として親しまれています。2023年には年間52.3万人もの人々が訪れ、秦野市内の主要観光地の中で最多の利用者数を記録しています。

公園の成り立ちと管理

神奈川県立秦野戸川公園は、1992年（平成4年）1月に都市計画が決定されました。その後、1997年（平成9年）7月には約12ヘクタールのエリアが先行して開園し、整備が進められた結果、2011年（平成23年）までに約36.1ヘクタールが開設済みとなっています。
公園の管理運営は、神奈川県から指定管理者として指定を受けた「神奈川県公園協会・小田急電鉄共同事業体」が行っています。

開催された主なイベント

過去には大規模なイベントも開催されています。

第53回国民体育大会（かながわ・ゆめ国体）
1998年（平成10年）に開催された「かながわ・ゆめ国体」秋季大会では、山岳競技の会場となりました。

第61回全国植樹祭
2010年（平成22年）5月23日には、神奈川県で初めてとなる全国植樹祭が開催されました。この植樹祭は、南足柄市の足柄森林公園丸太の森と秦野戸川公園の2会場で行われ、秦野会場では現在の多目的グラウンドAが式典会場となりました。当時天皇皇后両陛下（現在の上皇上皇后両陛下）が南足柄会場で木のお手植えをされたほか、秦野会場では種の手播きをされました。この全国植樹祭の開催により、全都道府県で1回以上の全国植樹祭開催が達成されました。また、前身である愛林日植樹行事を含めると、神奈川県での開催は1949年（昭和24年）に箱根町で実施されて以来のことでした。

主な施設

公園内には、自然を満喫できるエリアからスポーツ施設、子供向けの遊び場まで、多岐にわたる施設が整備されています。

自然観察の森、観察池
神奈川県立山岳スポーツセンター
山里庭園
風の吊り橋：高さ55メートル、長さ267メートルにも及ぶ、公園のシンボル的な歩行者専用吊り橋です。
茶室・おおすみ山居：京都の西翁院にある「澱看席（よどみけんせき）」を模した茶室です。
川遊びゾーン、バーベキュー場
子どもの広場、グラウンド、少年野球場
小さな庭の見本園、農体験場
パークセンター、神奈川県立秦野ビジターセンター
はだの丹沢クライミングパーク
犬遊びゾーン
ギャラリー

アクセス

公共交通機関：小田急小田原線渋沢駅から神奈川中央交通バス渋02系統「大倉」行きに乗車し、約15分で終点の「大倉」バス停下車、すぐです。
自動車：
新東名高速道路 秦野丹沢スマートインターチェンジから約10分
東名高速道路 秦野中井インターチェンジから約30分
* 国道246号 堀川入口から約10分
有料駐車場が完備されています（利用時間 8:00～21:00）。大倉駐車場（中型車以上10台、普通車150台、二輪車10台）、水無川駐車場（普通車87台）、諏訪丸駐車場（普通車77台）があります。

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