神岡大橋駅

神岡大橋駅

神岡大橋駅は、岐阜県飛騨市神岡町釜崎に位置していた神岡鉄道神岡線の駅です。2006年（平成18年）に神岡線が廃止されたことに伴い、その役割を終えました。駅は、国鉄時代には存在せず、神岡線が神岡鉄道に移管された後の1984年（昭和59年）に、地域住民の要望を受けて新たに設置されました。神岡線の各駅の中で、全線開通後に新設された唯一の駅でした。

歴史

1984年10月1日に神岡鉄道によって開業しました。しかし、2006年12月1日に神岡線が廃止されたことに伴い、駅も廃止となりました。

駅構造

駅は単式ホーム1面1線を有する地上駅で、無人駅でした。駅舎はなく、ホームと待合所のみのシンプルな構造でした。ホーム上には、弁財天の木像を祀った祠が置かれていました。

駅周辺

神岡大橋駅は、飛騨神岡駅と同様に神岡の市街地に位置しており、周辺には人家が多く、商店も点在しています。旧神岡町の中心部は、駅の対岸にあり、神岡大橋という赤い橋で結ばれています。駅の近くには、藤波八丁という遊歩道があり、隣の奥飛騨温泉口駅まで歩道が整備されているため、ハイキング感覚で移動することもできます。また、駅の近くにある公衆トイレは、きのこの形をしたユニークな建物です。

隣の駅

神岡鉄道

神岡線
飛騨神岡駅 - 神岡大橋駅 - 奥飛騨温泉口駅

その他

この駅は、地域住民の生活に密着した駅であり、神岡鉄道の歴史を語る上で欠かせない存在でした。廃止後も、駅の跡地は地域の人々に大切にされています。神岡大橋駅は、短い間でしたが、地域の人々の足として、また、神岡の歴史の一部として、記憶に残り続けています。

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