神戸 - 高松線

神戸 - 高松線：高速バスの旅

神戸と高松を結ぶ高速バス路線は、兵庫県神戸市（一部大阪府大阪市）と香川県高松市を結ぶ便利な交通手段です。全便座席指定制なので、事前に予約が必要です。

概説

この路線は、運行会社によって異なる愛称がついています。神姫バスは「ハーバーライナー」、四国高速バスは「さぬきエクスプレス神戸」、JRバス（西日本ジェイアールバス、ジェイアール四国バス）は「高松エクスプレス神戸号」という名前で運行しています。

しかし、これらのバスは、きっぷや回数券の共通化、予約・発券場所の共通化、時刻表の共通化を行っており、実質的には同一路線として扱われています。これは、民鉄系（神姫バス・四国高速バス）とJR系（西日本ジェイアールバス、ジェイアール四国バス）が協力しているためです。

ただし、1999年の運行開始から2002年の共同運行化までは、それぞれの愛称のバスが競合していました。2009年9月までは丸亀駅発着路線もありましたが、現在は四国高速バスが単独で「さぬきエクスプレス大阪（丸亀発着便）」として運行しており、大阪発着ながらも神戸を経由します。

本路線とほぼ同じ区間を走るUSJ・神戸三宮 - 高松・国分寺間の緑色の高速バスも存在しますが、こちらは別会社が運行する競合路線「神戸フットバス」です。回数券や割引券などは共通利用できません。

運行会社

ハーバーライナー：神姫バス（神戸営業所）
さぬきエクスプレス神戸：四国高速バス（高松営業所）
高松エクスプレス神戸号：西日本ジェイアールバス（神戸営業所）、ジェイアール四国バス（高松支店）

運行経路と停車停留所

大阪府・兵庫県内の区間のみ、徳島県・香川県内の区間のみの利用はできません。

神姫バス運行便も含め、全便が三宮バスターミナル（ミント神戸1F）で乗降扱いを行います。神姫三ノ宮バスターミナルでは乗降扱いを行いません。

緑PAなどで途中休憩があります。

主な停留所は以下の通りです。

ユニバーサル・スタジオ・ジャパン (USJ)※ - ）新神戸駅※ - 三宮バスターミナル（ミント神戸） - 高速舞子 - 鳴門西 - 高速引田 - 高速大内 - 高速津田 - 高速志度 - 高速三木 - 高松中央インターバスターミナル - ゆめタウン高松 - 栗林公園前 - 県庁通り - 高松駅

運行経路は以下の通りです。

大阪市内一般道 - 阪神高速5号湾岸線 - ハーバーハイウェイ - 神戸市内一般道 - 阪神高速3号神戸線 - 第二神明道路 - 阪神高速5号湾岸線 - 神戸淡路鳴門自動車道 - 高松自動車道 - 国道11号 - 国道30号 - 高松市内一般道

神戸市内では、道路状況によって国道2号や阪神高速7号北神戸線などに迂回する場合があります。

運行回数

1日12往復（各社とも3往復）

歴史

1999年12月20日：神姫バス・四国高速バスと西日本ジェイアールバス・四国旅客鉄道がそれぞれ別の愛称で運行開始。
2002年11月1日：共同運行開始。
2009年9月：丸亀駅発着路線が分離。
2011年6月1日：一部便がユニバーサル・スタジオ・ジャパン (USJ) 発着となる。
2012年4月1日：全便が高松駅発着となる。

車両

各社とも原則としてハイデッカー車を使用していますが、続行便ではスーパーハイデッカー車が使用されることもあります。

神姫バス：三菱ふそう・エアロエース、三菱ふそう・エアロバス
四国高速バス：日野・セレガ(2代目)、三菱ふそう・エアロエース、三菱ふそう・エアロバス
西日本ジェイアールバス：日野・セレガ(2代目)、いすゞ・ガーラ（2代目）、三菱ふそう・エアロエース 、三菱ふそう・エアロバス
ジェイアール四国バス：三菱ふそう・エアロエース、三菱ふそう・エアロバス、日野・セレガ(2代目)

車内設備

4列リクライニングシート（四国高速バス担当の1往復のみ3列シート）
トイレ
フットレスト（一部車両）
座席間のアームレスト（一部車両）

チケット購入方法

バスの乗車券は、チケットセンター、コンビニ、旅行会社などで事前に購入できます。電話やインターネットでの予約も可能です。

西日本JRバス・ジェイアール四国バス運行便は、以前は全国のみどりの窓口（マルス端末）でも購入できましたが、2012年3月31日乗車分をもって終了しました。

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