神戸ハーバーランドセンタービル

神戸ハーバーランドセンタービルの概要

神戸ハーバーランドセンタービルは、兵庫県神戸市中央区に位置する複合商業ビルです。施設は「商業棟」、「ホテル棟」、そして「オフィス棟」の3つの部分から成り立っています。ここで主に取り上げるのは、商業棟にあるショッピングセンターと、ホテル棟の宿泊施設です。また、過去には「神戸西武」や「神戸ハーバーサーカス」など、多くの施設がここに存在していました。

商業棟の特徴

商業棟は、オープン当初から神戸ハーバーランド全体の発展と周囲の施設との競争の影響を受け、運営と店舗が頻繁に入れ替わっています。2014年7月以降は「ハーバーセンター」という名称で運営されています。このビルは5階建てで、波打つ外観が特徴的です。また、外壁には「ハーバーセンター」のロゴや各店舗の看板が掲げられており、なかでもJR神戸駅からも見えるため、訪れる人々に親しまれています。

商業棟の北側には吹き抜けのアトリウムがあり、地下1階には「スペースシアター」と呼ばれる約400名収容の多目的スペースが設けられています。このスペースは様々なイベントに利用され、アトリウムには265インチの大型LEDモニタも設置され、周囲の情報を発信しています。出入口は地上1階の東側と地下2階、地上2階からアクセスでき、特に地下は近隣のデュオこうべとの接続があります。

入居テナントの変遷

商業棟には様々なテナントが入居しており、その中には「☆」印がついている店舗が、開業前から営業しているものです。

過去のテナントの歴史

神戸西武が1992年に開業しましたが、1994年に撤退し、その後は神戸ハーバーサーカスが97年にオープンしました。この時期、多くの商店主が集まり、「一坪ショップ」を通して地域活性化を図りましたが、集客が低迷し、最終的には2004年に閉鎖されました。その後、ビーズキスが2004年に開業し、テーマパーク型の商業施設として人気を博しましたが、テナント撤退が続き、2008年にはファミリオという新しい形態にリブランドされました。しかし、集客には苦しむこととなり、最終的には名実ともに営業を終了しました。

ハーバーセンター時代

その後、施設はHMIグループに売却され、2014年よりハーバーセンターとして新たな幕開けを迎えました。新コンセプトの商業施設が誕生し、地域密着型の店舗が増加しています。2020年には神戸市関連の施設も移転し、一時的に賑わいを見せています。

ホテル棟の概要

ホテル棟は「ホテルクラウンパレス神戸」として運営され、2012年に開業しました。それ以前はニューオータニが管理しており、多くの人々に親しまれてきました。様々なシーンで利用されるホテル棟は、リフレッシュされた内装で、宿泊客に快適な環境を提供しています。

交通アクセス

神戸ハーバーランドセンタービルは、地下2階で各交通機関と接続されており、訪れる際の利便性が高くなっています。JR神戸線や神戸市営地下鉄など、複数の路線が利用できるため、アクセスは非常に良好です。

このように、神戸ハーバーランドセンタービルは歴史的な背景を持ちつつ、地域に密着した商業施設として進化を続けています。

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