神戸学検定

神戸学検定は、神戸商工会議所が主催するご当地検定として、2007年から2016年までの10年間実施されました。この検定は、神戸市民や神戸で働く人々が、身近な出来事や市内に点在する遺跡、建物などを通じて、神戸の歴史、自然、文化、産業といった多様な魅力を再発見し、新たな魅力を発掘する機会を提供することを目的としていました。

受験資格と受験料

受験資格には特に制限はなく、誰でも受験することが可能でした。ただし、指定された試験会場で受験できることが条件でした。受験料は、初級が3,150円、中級が5,250円（いずれも税込）でした。

出題内容と回答方式

出題範囲は、自然環境、歴史・史跡、産業・経済、くらし・文化、観光・グルメなど、神戸に関する幅広い分野を網羅していました。公式テキストの知識だけでなく、それを理解した上での応用力も問われる内容でした。試験は初級、中級ともに択一式で、100問以内が出題され、制限時間は90分でした。

合格基準と合格発表

合格点は100点満点中70点以上でした。採点終了後、受験者全員に成績票、模範解答が郵送され、合格者には合格証も同封されていました。

試験会場

試験は、神戸学院大学ポートアイランドキャンパス、神戸女子短期大学、神戸商工会議所など、市内の複数の会場で実施されていました。

神戸学検定は、神戸の魅力を深く理解し、地域への愛着を育むための貴重な機会を提供するものでしたが、2016年の第10回をもって終了しました。しかし、この検定を通じて得られた知識や経験は、今もなお神戸の魅力を語り継ぐ上で重要な役割を果たしています。

外部リンク

神戸学検定オフィシャルサイト – 神戸商工会議所

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