神戸市看護大学

神戸市看護大学の概略

神戸市看護大学は、兵庫県神戸市西区に位置し、1959年に設立された公立の高等教育機関です。正式には「公立大学法人神戸市看護大学」として知られ、1996年に大学として認可され、看護学部を持つ大学としての歴史をスタートしました。キャンパスはフローレンス・ナイチンゲールの故郷であるイタリアのフィレンツェの街並みをイメージしており、教育環境の美しさも特徴の一つです。

沿革

大学の歩みは1959年から始まり、当初は神戸市立高等看護学院として設立されました。1981年には看護短期大学が開学し、その後1996年に本学が開学し、看護学部が設置されました。2000年には大学院看護学研究科の修士課程が設置され、続く2005年には助産学専攻科が開設されました。さらに2006年には博士課程も設置され、学びの場はますます広がりました。2011年には神戸市看護大学ホールが完成し、学生の活動やイベントに利用されています。

2016年には助産学専攻科が大学院に移管され、2019年に公立大学法人としての独立性を持つことになりました。

教育カリキュラム

学部

神戸市看護大学の看護学部では、看護学科が設置されています。定員は100名で、3年次編入も受け入れており、2024年度以降は編入学試験が廃止されます。

大学院

大学院看護学研究科では、博士前期課程で28名、博士後期課程で3名を受け入れています。博士前期課程は、研究コース、専門看護師（CNS）コース、マネジメント実践コース、助産学実践コースが設置されています。博士後期課程では、看護基盤開発学領域及び看護実践開発学領域に焦点を当てた研究が進められています。

学生生活

神戸市看護大学では学生の学びを支えるための環境が整っています。大学生協の店舗では書籍の販売や食堂が運営され、学生は組合員として利用することが可能です。さらに、毎年5月下旬に開催される学園祭「あざみ祭」では、学生と地域の人々が交流を深める重要な機会となっています。

交通アクセス

大学へのアクセスは非常に便利で、神戸市営地下鉄の学園都市駅から徒歩10分の距離に位置しています。また、JR山陽本線の舞子駅からは市営バスが利用可能で、学園都市駅前停留所からも徒歩10分となっています。

提携及び協力

神戸市看護大学は国内外の他の大学との交流が活発で、アメリカのワシントン大学やベトナムのダナン大学との協定を結んでいます。また、国内でも神戸学院大学や流通科学大学との単位互換制度（UNITY）が設けられています。

文化的側面

この大学は文化的な面でも注目されています。映像作品のロケ地としても利用され、映画『センセイ君主』や『天使の卵-エンジェルス・エッグ』などが撮影されています。

関連施設

神戸市には本学と連携している医療機関が存在し、神戸市立医療センター中央市民病院や神戸市立神戸アイセンター病院などがその一例です。

神戸市看護大学は、学生に対し優れた看護教育の機会を提供しており、地域社会のニーズに応じた人材を育成することを目指しています。

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