福井南郵便局

福井南郵便局：福井市南部を支える郵便局

福井南郵便局は、福井県福井市板垣地区に位置する郵便局です。民営化以前は集配普通郵便局として、福井市南部地域における郵便・金融サービスの中核を担っていました。

開局の背景と役割

福井南郵便局は、福井市中心部の福井中央郵便局の業務負担軽減と、南部地域の郵便サービス向上を目的に開局されました。これにより、福井中央郵便局が担っていた地域区分局業務の一部が移管され、効率的な郵便物の仕分けと配達が実現しました。また、それまで麻生津郵便局が担当していた地域についても、福井南郵便局に業務が移管されています。この郵便局は、北陸自動車道福井インターチェンジ近くに立地しているため、交通アクセスにも優れています。

幅広いサービスと営業時間延長

福井南郵便局では、一般的な郵便業務（郵便、印紙、ゆうパック、内容証明など）に加え、貯金、為替、振替、振込、国際送金といった金融サービスも提供しています。特に、中央郵便局を除く北陸地方では唯一、貯金・保険窓口の営業時間を18時まで延長していることが大きな特徴です。そのため、平日の仕事帰りにも利用できる利便性の高さが魅力となっています。

生命保険、バイク自賠責保険、自動車保険などの保険商品も取り扱っており、幅広い顧客ニーズに対応しています。さらに、ゆうちょ銀行ATMも設置されているため、現金の出し入れもスムーズに行えます。

郵便区と集配業務

福井南郵便局は、郵便番号の上2桁が91の地域あての郵便物を配達局ごとに区分する地域区分局業務を担っています。また、福井市内の一部地域（郵便番号918-8xxx、910-21xx、910-35xx、910-36xx、919-03xx、918-0000）の集配業務も担当しています。

沿革

• - 1996年（平成8年）10月7日：福井市板垣四丁目に福井南郵便局が開局。福井中央郵便局から地域区分局業務および一部郵便区、麻生津郵便局から全郵便区が移管されました。
• - 1998年（平成10年）9月1日：外国通貨の両替および旅行小切手の売買に関する業務を開始しました。
• - 2006年（平成18年）10月2日：東郷郵便局、越廼郵便局、清水郵便局、大土呂郵便局から集配事務を移管しました。
• - 2007年（平成19年）10月1日：民営化に伴い、併設された郵便事業福井南支店に一部業務が移管されました。
• - 2012年（平成24年）10月1日：日本郵便株式会社発足に伴い、郵便事業福井南支店が福井南郵便局に統合されました。

アクセスと周辺環境

福井南郵便局へのアクセスは、公共交通機関、自家用車ともに便利です。福井鉄道福武線赤十字前駅、ハピラインふくい線・JR西日本越美北線（九頭竜線）越前花堂駅から徒歩圏内にあり、京福バスも利用できます。また、北陸自動車道福井インターチェンジからも近く、車でのアクセスも容易です。周辺には、JR貨物南福井駅、福井県立羽水高等学校、国道8号（福井バイパス）などがあります。郵便局の敷地内には、33台分の駐車場が完備されています。

まとめ

福井南郵便局は、地域住民にとってなくてはならない存在です。便利な立地、幅広いサービス、そして営業時間の延長など、利用者の利便性を高める工夫が随所に感じられます。今後も地域社会のニーズに対応し、発展を続けることが期待されます。

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