福住駅

福住駅 (H14)

福住駅は、札幌市豊平区月寒東1条13丁目にある札幌市営地下鉄東豊線の終点です。駅番号はH14。札幌ドームへのアクセス駅として知られています。

歴史

1994年（平成6年）10月14日 - 東豊線の豊水すすきの駅 - 福住駅間の延伸開業と同時に開業。
2015年（平成27年）7月 - キヨスクが閉店。
2016年（平成28年）9月3日 - 可動式ホーム柵が設置され、稼働開始。

駅構造

1面2線の島式ホームを持つ構造です。北側には両渡り式転轍機、南側には3本の留置線が設置されています。終点駅であり、札幌ドームへの利用客やバスへの乗り換え客が多いですが、ホームの幅は他の延伸区間の駅とあまり変わらず、やや手狭です。

開業当初は、栄町駅と同様に一旦南側の留置線へ回送し、その後2番ホームへ入線していましたが、2004年以降は北側の両渡り式転轍機を利用して転線し、ホームで折り返し運転が行われるようになりました。これは、沿線にあるケーズデンキ月寒ドームや札幌ドームでのイベント開催時に、回送車への誤乗車やホームの混雑による転落事故を防ぐためです。

出口は4ヶ所あります。地上へのエレベーターは当初2番出口にのみ設置されていましたが、後に3番出口・バスターミナルへの通路にも設置されました。

南改札口の全ての改札機は、東豊線の駅では早い段階でカード対応になりました。札幌ドームの開業前に更新が実施され、カード専用改札機の上に「当駅の南改札口は、全てカード対応です」という案内が掲示されました。その後、全駅がカード対応改札機に更新された後も、しばらくは枠のみが残っていました（現在は南改札口側は撤去、北改札口には残っています）。

2009年からのICカード「SAPICA」導入に向け、当駅の改札機は北改札口・南改札口ともに全てSAPICA対応に更新されました。これは大通駅やさっぽろ駅よりも早い対応でした。

のりば

利用状況

札幌市交通局によると、2020年度の1日平均乗車人員は10,208人です。東豊線内では、さっぽろ駅、大通駅に次いで多い乗車人員数です。札幌ドームでイベントが開催される日は特に混雑します。

駅周辺

福住駅は、国道36号（月寒通・室蘭街道）沿いに位置し、周辺には商業施設や企業が集積しています。また、マンションなどの住宅街も広がっています。

国道36号
ドコモサービス北海道株式会社
札幌月寒中央通郵便局
札幌月寒病院
北海道信用金庫月寒支店
北洋銀行福住支店
大和ハウス プレミストドーム
札幌市立あやめ野小学校
CiiNA CiiNA 福住（3番出口直結）
ロピア福住店
ザ・ビッグ福住店
ヤマダデンキテックランド札幌月寒店
札幌ハリストス正教会
ケーズデンキ月寒ドーム（北海道立産業共進会場）跡
日本医療大学 月寒本キャンパス
スーパーセンタートライアル月寒店

バス路線

福住駅には福住バスターミナルが併設されており、北海道中央バスと北都交通のバスが発着しています。

その他

札幌市は当初、北海道立産業共進会場付近を経由して北野方面へ地下鉄を建設する予定でしたが、実際には異なる経路となりました。そのため、当初計画の「共進会場駅」は実現が難しくなりました。また、北野方面への延伸は東西線に近く採算性が不透明であるため、福住駅から国道36号線の下を南下して清田区役所方面への延伸も検討されましたが、今後の延伸は未定です。

札幌ドームでイベントがある際、福住駅から札幌ドームまでは通常徒歩15分弱ですが、イベント終了後は駅まで20分弱かかる場合があります。国道36号に面しているため、交通整理員が配置されています。

駅スタンプは、福住駅のイニシャルFの中に札幌ドームが描かれています。

札幌ドームの最寄駅であるため、ホーム壁面や3番出口などには、北海道コンサドーレ札幌のチームロゴや選手の写真などが飾られています。

隣の駅

札幌市営地下鉄

東豊線
* 月寒中央駅 (H13) - 福住駅 (H14)

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